事務職員へのこの1冊: 「作家の値段」 出久根達郎著 講談社刊
出久根達郎「作家の値段」は、古本の値付けこそ作家の第二の評価であることをクリアに見せてくれる好著。そしてまた、近代文学における(わたしだけかもしれないけど)知られざるエピソードがてんこ盛りのお得な本でもある。トリビア風に、紹介します。 ・作中で何度も母親を“殺した”寺山修司。現実には母親は修司よりも長生きし、息子の思い出を本に著している(「母の蛍 寺山修司のいる風景」)。 ・今でこそ知らない者のない金子みすゞ。ある大学生が岩波文庫の「日本童謡集」の一篇「大漁」にショックを受け、古本屋をめぐって金子の本を収... > 続きを読む
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カテゴリー: | ゲーム・アニメ |
キーワード: | 野村胡堂 直木三十五 婦系図 出久根達郎 金子みすゞ 美智子皇后 春陽堂 |
タグ: | literature2 文学2 book2 non-fiction books1 本1 作家1 文芸1 modern literature1 書籍1 trivia1 |
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ブックマークしているユーザー (7 + 2)
- katagiri
- uunfo
- Ubuntu
- T_Tachibana 「古本の値付けこそ作家の第二の評価であることをクリアに見せてくれる好著。」/「一握の砂」ならぬ一握のファ(ry…ですね啄木先生!!
- Southend 啄木先生トばしすぎ!
- darkglobe 面白そう。
- kanimaster 「日本初のフィスト・ファック描写を行ったのは、なんと石川啄木だったのである。」