わたしは毎年、自社の長期計画書を作っています。5年後の売り上げは××億円とする。3年以内にこういう事業を開始する。来年は社員の給料を3%上げる。今後はこのような方針で人事異動を行なう、等々。書いている項目に根拠はありません。「こうなったらいいな」「こうでありたいな」といった夢を書いているに過ぎない。 そんないい加減なことでいいのか? もちろん構いません。とりあえず長期計画書にのっとってやってみることです。計画書通りのことが実現したかどうかは1年間後に検証すればいい。当然、大部分は実現できますが、「このままでは実現できない」と分かるモノもあるからです。 そういう認識ができれば、「では、どうしたらいいか」と思考の駒を進めることができる。具体的な改善策も打ち出せる。そのぶんだけ「夢」にも近づける。実際、わたしが長期計画書に書いたことは、これまでほとんど実現している。それは長期計画書によって「