『福耳コラム』 の新着エントリー
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私が削除照会したブックマークコメントの内容について - 福耳コラム d:id:fuku33
身辺雑記はてなからメールが届きましたと題してid:Romance氏が書いたエントリーに、以下のような一節があります。当該のコメントを引用するわけにもいかないので控えますが、「ケーキを売ればいいのに - 福耳コラム」というエントリへの批判的な発言を、「言及されている当事者様」が「公然と侮辱する内... 続きを読む
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商品企画戦略と消費文化開発「Think! 2009年冬号」 - 福耳コ... d:id:fuku33
書籍, 文化開発Think! No.28(2009 WINTER) (28)出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/01メディア: 大型本そろそろ書店店頭に掲載誌が並びだしたようです。おかげさまで「今日から始める企画発想の経営学」、連載がなんとか完結しました。一年間、応援して下さ... 続きを読む
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年賀状配達に異変? - 福耳コラム d:id:fuku33
身辺雑記, 書籍今朝、何気なく郵便ポストを開けて、びっくりしました。というのは、正月の二日に年賀状が何通か配達されていたことにまず驚いたのですが(去年までは、元旦の次に年賀状が来るのは三日じゃなかったですか?)、その中に、昨年末の29日に始めてお目にかかった方からの賀状があったからです。西尾先... 続きを読む
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悪の社会認定でできること - 福耳コラム d:id:fuku33
身辺雑記だんだんわかってきましたが、人文系の(社会学は社会科学というよりむしろこっちの気がする。実学だからどうという価値観を超越しているようですしね)うちでも、あっち(お茶碗を持つ側)系の人たちのいくらかは、要は「いまの社会は悪の社会だ」という認定をしている。そうすると、議会制民主主義は「大衆... 続きを読む
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悪の社会認定でできること - 福耳コラム d:id:fuku33
身辺雑記だんだんわかってきましたが、人文系の(社会学は社会科学というよりむしろこっちの気がする。実学だからどうという価値観を超越しているようですしね)うちでも、あっち(お茶碗を持つ側)系の人たちのいくらかは、要は「いまの社会は悪の社会だ」という認定をしている。そうすると、議会制民主主義は「大衆... 続きを読む
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いい広告は読んで創造性を養える「クルマの広告」 - 福耳コラム d:id:fuku33
書籍, 人工物製造クルマの広告―大人のための絵本 (ロング新書)作者: 西尾忠久出版社/メーカー: ロングセラーズ発売日: 2008/12メディア: 新書西尾先生(id:chyuukyuu)のブログ「創造と環境」から、DDBによるフォルクスワーゲンの広告キャンペーンの部分が抜き出されて、「クル... 続きを読む
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[書籍][文化開発]個人の企画力と組織の企画力 d:id:fuku33
書籍, 文化開発「Think!」の連載の第三回をご覧下さったid:fish_sakanaさんが、御批評をお寄せ下さいました。ありがとうございます。Think! No.27(2008 AUTUMN) (27)出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/10メディア: 大型本福耳先生の記... 続きを読む
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寂しさの問題と貧しさの問題を整理する「サブカル・ニッポンの新自由... d:id:fuku33
書籍, 産業学以下はあるところで著者の鈴木謙介さんのお目にかけた、書評というよりは一読者としての感想文です。ゆうべ新宿の紀伊国屋で手にして読み始め、さっき「サブカル・ニッポンの新自由主義」を読み終えました。自分の興味関心にも通じるところが非常にあり、たいへん勉強になりました。著者の方に直接申し... 続きを読む
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わからないことに - 福耳コラム d:id:fuku33
書籍, 産業学「わからないこと」に、「それがわからないなりに取り組む」方法論というのが、必要なのだ。おそらくは、それは科学革命の頃の自然科学者のような思索のスタイルのはずである。企業は、「わからないことには手を出さない」なら、まだ良いんです。「わからない対象」、まさにそのある特定の「わからない... 続きを読む
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付加価値は四度産まれる - 福耳コラム d:id:fuku33
人工物製造, 差異の創造人工物が従前より、なおまして価値を発揮するようになることを生産と呼ぶなら、この価値の生産はなんども起きる。問題の発明(用途の意識化)、アフォーダンスの構築(機能の実体化)、消費ソフトの普及(消費方法知の共有化)、消費環境開発(消費インフラの整備)。少なくともある財が有用... 続きを読む
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文化英雄概念のお勉強 - 福耳コラム d:id:fuku33
文化開発文化英雄は、神ではないので、自然現象の法則性・再現性そのものを操作できるわけではない。新しい文化、生活様式をつくりだす。(物語として語られるときの類型としては、あらかじめ決定されていた様式を表現する発見的な事例と、偶有的な可能世界の中からひとつを恣意的に選ぶ発明的な事例があろう。)プロ... 続きを読む
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経営学と文理融合「日本発ものづくり経営学 一橋ビジネスレビュー 2... d:id:fuku33
産業学, 講義記録一橋ビジネスレビュー 2008秋号作者: 一橋大学イノベーション研究センター出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/09/12メディア: 単行本(ソフトカバー)「はまぞう」ではまだ書影が出ないようですが、一橋ビジネスレビューの最新号が、「東京大学ものづくり経営研... 続きを読む
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ハウツーとアカデミックのあいだ - 福耳コラム d:id:fuku33
産業学中小企業を調査させて頂いていて、日毎にひしひしと感じずにおれないのは、先方が抱いていらっしゃるであろう「この人の研究とやらに協力したらこっちにもなんかいいことあるんだろうなあ、あって欲しいなあ」という期待です。もちろんそれはプレッシャーですが、それに不感症になってはいかんと思うわけですが... 続きを読む
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障害作業者の多様性と変動性 - 福耳コラム d:id:fuku33
産業学「またこのへんの話題か」と言われそうですが、実は経営学的にも、特に生産管理・労務管理論的にも重要なイシューなので、走り書き的にですが観察をメモしておきます。いろんな施設・機関に行って伺うのが、「障害者と言っても多様で」という言葉です。障害者就労支援行政関連の担当のある省庁の方が「個人的な... 続きを読む
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障害者のエンドースメントの呪縛 - 福耳コラム d:id:fuku33
産業学, 人工物製造「障害者のエンドースメント」に寄せられた反応の一部に対応してみます。id:rajendra 障害者, industry 逆に言うと、消費者は作り手の人格や属性を無視して商品のクオリティだけを厳しく吟味できるのか、ということだよね。いや、これは逆に言われると話の意味が全く変わ... 続きを読む
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障害者のエンドースメント - 福耳コラム d:id:fuku33
人工物製造, 産業学久しぶりに大学院生の研究発表会を覗いたら、マーケティングで「エンドースメント」という概念を使っているのを久々に聞いてこれまた参考になった。「エンドースメント」というのは、ある社会的人格がある商品を「手形の裏書きをするように」保証する行為で、例えばルイ・ヴィトンをゴルバチョフ... 続きを読む
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人工物が社会を変えるのだ - 福耳コラム d:id:fuku33
人工物製造メモ。つまり人工物が社会を開発するのである。 最初はささいなベネフィットしか表面化していないハードウェア(製品)の潜在的有用性をひきだすためのソフトウェア(消費のための教養知識)を社会が自ら開発していく。 それによって、同じハードウェアでも事前にはさほど整合しなかった対社会整合性が高... 続きを読む
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設計変更と生産性の改善 - 福耳コラム d:id:fuku33
設計変更と生産性の改善 産業学先日の「「切り出しと置き換え」パラダイムの限界」へ頂いたブクマコメントから考えたことを整理しておこうと思います。エントリの主旨は、「障害者就労を考えるモデルとして、一般的な事業組織内で行われるタスクの一部に「障害者でも行えるタスク」が、「障害者には行えないタスク」... 続きを読む
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事実と判断の切り分け「ある異常体験者の偏見」 - 福耳コラム d:id:fuku33
書籍medtoolzさんのエントリー、「マナーのこと」で引用されていたのはもともとは”軍隊語と日本語の違いは「事実」と「判断」が峻別されているという事”というREVさんのエントリーが出典で、それを遡ると2ちゃんの「狼と香辛料」という漫画(?)のスレらしいのですが、自分はこれはもとは山本七平じゃ... 続きを読む
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「切り出しと置き換え」パラダイムの限界 - 福耳コラム d:id:fuku33
人工物製造, 産業学猛暑に耐えながらいろいろ考えておりますが、自立支援法改定以来まだ蓄積が少ないこともありましょうが、フレームというかパラダイムがどうもまだ練れていないのじゃないか、と考えるようになりました。知的障碍者就労支援(まずこの「就労」というところに、「とりあえず就職できれば」という短... 続きを読む