『Apes! Not Monkeys! はてな別館』 の注目エントリー
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他人の主張を「嘘」「デマ」と言って回ってる人間がなに泣きごと言っ... d:id:Apeman
「ここまでひどいことを言われたのははじめて」なんだそうで。あと「戦慄」しちゃってる人もいますな。「ホロコースト」には「恐怖」を覚えるのに「ポル・ポト」には覚えない、という人がいましたが。悪いですね、もっとひどいこと言われ慣れてるもんで。ところで他人の主張を「嘘」「デマ」と断定することはその人物... 続きを読む
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ちょっと気になったこと - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
白燐弾に関して、「骨まで溶ける(焼ける)」、英語だと "burn to the bone" という表現は(化学)火傷が骨まで達しうる(骨が露呈するほどの火傷になりうる)という意味であると私は理解してるわけですが、それでいいんですよね? どうも「白燐弾は超兵器ではない」と言ってる人々の言動をみて... 続きを読む
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道徳感情の複合性 - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
とにかく殺すのは悪い先に殺した方が悪い殺すのをやめない方が悪いたくさん殺した方が悪い正当な理由なく殺した方が悪い無抵抗な(ないし圧倒的に弱い)相手を殺すのは悪い違法な殺害は悪い残虐な、あるいは汚い手段で殺すのは悪い……このリストは暫定的なもので網羅的でもなければ分析つくされたものでもないけれど... 続きを読む
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「白燐弾」をめぐって問題にすべきことは何か - Apes! Not Monkeys! ... d:id:Apeman
「どんな兵器で殺されようが殺されることに違いはない」といった主張は、たいていの場合シニシズムの発露でしかないとは思うが、たしかに一面の真理をついてはいる。人間というのはいかなる武器・兵器も用いることなくきわめて残虐なことを行いうる想像力(と想像力を遮断する能力)を持っているからだ。とはいえ、ど... 続きを読む
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『週刊新潮』も産経を後追い - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
『週刊新潮』の1月22日号は「「韓国」は在韓米軍に「慰安婦」を提供していた!」と題する記事を掲載して、産経新聞の後追いをしています。といっても内容はあんまりなくて、報道された事実をやや詳しくとりあげた後秦郁彦に吉田証言の悪口を言わせ、韓国政府の欺瞞を指摘する韓国人記者の声を紹介し、朝日新聞がニ... 続きを読む
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『南京大虐殺と「百人斬り競争」の全貌』 - Apes! Not Monkeys! はて... d:id:Apeman
本多勝一・星徹・渡辺春己、『南京大虐殺と「百人斬り競争」の全貌』、金曜日 笠原十九司氏の『「百人斬り競争」と南京事件』(大月書店)が(1)「「百人斬り競争」を〈賞賛〉した時代」(帯より)について、また(2)否定派の「百人斬り競争など不可能」という議論について、歴史学的にアプローチしたものである... 続きを読む
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ガザにおける白燐弾の使用 - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
毎日新聞のこの記事で言及されている「元英軍少佐の軍事専門家、チャールズ・ヘイマン氏」のコメント。Times Online, December 5, 2008, "Israel rains fire on Gaza with phosphorus shells"The Geneva Treaty... 続きを読む
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「政治」からの逃避 - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
「南京問題小委員会の調査検証の総括」に関して興味深いのは、政治家たちが集まって作成したこの文書に「政治」への侮蔑が現れている、ということである。顧維鈞が国際連盟理事会で行った演説中の「二万人」が「政治的犠牲者数」である、という主張のことだ。外交官が国際政治の場で発言することが徹頭徹尾「政治的」... 続きを読む
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「南京問題小委員会の調査検証の総括」批判のために(1) - Apes! Not ... d:id:Apeman
はじめに「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の南京問題小委員会は去る平成19年6月19日付けで「南京問題小委員会の調査検証の総括」(以下、「総括」と略記)なる文書を公表した。その後、この「総括」をベースに『南京の実相 国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった』(水間政憲著、日新報道社)... 続きを読む
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在韓米軍と売買春 - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
dj19の日記 「「韓国人元慰安婦、韓国政府と米軍を告発 NYT紙」と産経が捏造」『ナショナリズムの狭間から―「慰安婦」問題へのもう一つの視座』を書いた山下英愛さんの講演で、在韓米軍相手の売買春地帯で国家による性病管理が行なわれていたこと、元売春婦の女性が告発の書『アメリカタウンの女大将ー死ぬ... 続きを読む
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Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
ni0615さんが(現時点での)最新エントリでとりあげられているニュースは、私も当時紹介したことがある。問題の一つは、もちろん、この防衛副大臣の発言が(現在、ではなくそもそも停戦合意以前の段階で)単なる虚仮威しではなかった、というところにある。Ilan Pappé, "Genocide in ... 続きを読む
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“左翼が南京大虐殺について語るのが我慢ならん”という人こそが率先... d:id:Apeman
昨年末に再登場した一知半解氏は「左翼」が「百人斬り」について語るのが気に入らないんだそうである。だったら、否定派がばらまいているインチキをそういうひとが率先して批判し、言論史上から淘汰してくれればいいのに。そうすれば左派が南京事件や「百人斬り」について語る機会も減るというものだ。そもそも『世界... 続きを読む
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根拠のない疑問は言いがかりと同じ - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20081228/p1#c1230865587での sirokaze氏のコメントについて。これもある種の典型的な振る舞いです。その前に当たり前のことを敢えて確認しておくと、「百人斬り」報道が記者のでっちあげであるという否定派の主張は訴訟... 続きを読む
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七平マジック - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
今度はここのコメント欄での、一知半解氏の発言より。特に、笠原氏がP180〜182にかけて引用している鈴木特派員の証言は、山本七平が「私の中の日本軍(下)」のP308〜314において詳細な分析を加えており、信用するに値しないものであることを立証済みですが、それを有力な証言として取り扱っている点で... 続きを読む
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東京裁判に「呪縛」されてるのはどっち? - Apes! Not Monkeys! はて... d:id:Apeman
「百人斬り」とは直接関係ありませんが、ここのコメント欄での sirokaze氏の次のような発言は否定派からしばしば聞かされるものです。「南京問題小委員会」も言ってますね*1。 笠原氏は人口論でも、都市の範囲を広くしたり、時期を広くしたり、要は「その条件では不可能」であるから「オレの限定想定なら... 続きを読む
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「殺人学」のシニシズム - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
デーヴ・グロスマン&ローレン・W・クリステンセン、『「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム』、二見書房以前のエントリ、「『「戦争」の心理学』(その1)」で指摘しておいたように、本書は徹底して兵士や警察官に寄り添った立場から書かれている(もっとも、イザヤ・ベンダサンとは違って著者らは自分... 続きを読む
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否定派はいい加減70年代レベルの議論をアップデートしてほしい - Ape... d:id:Apeman
ここでコメントしている「一知半解」氏一人をどうこうするつもりもないのですが、典型的な振る舞いの一例ではあるし、ぼちぼちコメント欄も容量の限界に近づきそうなので、改めてエントリを立てておくことにします。 本題に入る前に、「一知半解」氏が初めて当ブログにコメントした際の論点、山本七平の「警句」なる... 続きを読む
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統幕学校教育についての国会審議 - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
毎日新聞 2008年12月26日 「空幕長論文問題:「自覚不十分が原因」 防衛省報告書、幕引き優先」 防衛省は25日、政府見解に反する論文公表で更迭された田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長の問題に関する調査報告書を政府の防衛省改革会議に提出した。あいまいだった対外的な論文公表の省内手続きを明確... 続きを読む
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「放置される精神病んだ被爆者」 - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
毎日新聞 2008年12月9日 「記者の目:放置される精神病んだ被爆者」「まいまいクラブ」にも同じ記事が転載されている。 太平洋戦争開戦から8日で67年が経過したが、いまだに戦争による心の傷に苦しみ続ける人たちがいる。厚生労働省は10月、旧軍人・軍属で、戦地での体験などから精神障害を患い、現在... 続きを読む
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Another Case - Apes! Not Monkeys! はてな別館 d:id:Apeman
相異なる戦争の覚え方が出会う機会は、これまでは少なかった。それが、第二次大戦の開戦と終戦から五〇年経った後、それを記念する集会が各国で行われると、それぞれの各国で戦争の記憶がいかに異なるかが浮上する。そしてお互いに歴史の「忘却」や「偽造」を指弾するような、厳しい歴史論争が生まれることになった。... 続きを読む