決算発表が出ないことを怪しんでストップ高まで買われたエックスネット、TOBされるどころか逆に資本提携解消で切られて過剰にお金が流出するお笑い劇場に
コスモス薬品は九州全域に196店舗を展開するドラッグストアだ。この5年で店舗数を約4倍に増やし、中国・四国地方にも進出した。毎日低価格で販売する「エブリデー・ロープライス」が特徴である。安売り店でありながら、手厚い接客と店内の快適性を最も重視する。ポイント還元と特売をやめ、すべての顧客と常に公平に向き合う。 「いらっしゃいませ、こんにちは」。コスモス薬品の巨大な店舗の入り口では、「グリーター」(greetは、あいさつする、迎えるの意)と呼ばれる案内係が元気に声を出して顧客を出迎え、サッと買い物カゴを手渡す。すると顧客が「頭痛薬はどこにあるの?」と尋ねてきた。すぐさまグリーターは顧客を医薬品売り場に案内した。 その周りにはドラッグストアとは思えない光景が広がる。顧客2人がカートを押してゆったりとすれ違える広々とした通路の向こう側に、パンや牛乳、豆腐といった日配品が並ぶ。奥には冷凍食品や加工食
ドラッグストア業界で、新たな飛躍期に入ってきた企業が現れた。それが、九州を地盤とする「小商圏型メガドラッグストア」のコスモス薬品である。 同社は、これまで2万~3万人程度の小さい商圏で店舗展開し、圧倒的な高シェアを獲得してきた。周辺地域への集中豪雨的な出店でドミナント化(地域一帯支配)に成功し、いまや262店舗(全社306店舗)と九州全域を制圧する勢いである。 筆者は、09年5月期の経常利益は会社計画(47億円)を大幅に上回る54億円(前期比30%増)と予想する。PER14倍と株価に割安感が強く、投資判断は「買い」で臨みたい。 ■値引き戦略の原資は店舗のローコスト運営によるもの 同社の九州地域における医薬品販売シェアは、08年5月期末の18%から09年5月期上期には26%へ大幅に上昇している。これは、同社のディスカウント戦略が成功し来客数が増加したためだ。08年5月期の既存店売上高は
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