『Economics Lovers Live』 の新着エントリー
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ガンダムとエヴァンゲリオンの経済学的考察:序 d:id:tanakahidetomi
シノドスメールマガジンに投稿したものをここで再掲載。メールマガジンの連載も佳境に入ってきてます。連載の最初ではまったくなんのヴィジョンもなかったんだけど、『AKB48の経済学』を出したことで方向が見え、タイラー・コーエンとトマス・シェリングの業績や小松左京の業績を読んでいく中で次第に方向が固ま... 続きを読む
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リフレ政策を表明したこの20年でただ一人の「首相候補」 d:id:tanakahidetomi
馬淵澄夫衆議院議員の民主党代表選挙の立候補記者会見をニコニコ動画で見た。http://live.nicovideo.jp/watch/lv61564389僕がデフレ脱却のための時論活動を開始してすでに11年。それ以前からの岩田規久男先生た故岡田靖さんたちの闘いからだとすでに20年近く。その間、... 続きを読む
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馬淵澄夫前国土交通相の政権構想 d:id:tanakahidetomi
民主党の代表選を、単に小沢vs反小沢の二元論的な数合わせゲームでしか議論しないマスコミは、なんなんだろう、という素朴な疑問というか懐疑はぬぐえないここ数日ですが、馬淵議員は代表選に出馬意志を示しているなかでは、従来から(小沢鋭仁議員とともに)経済政策についての具体的な構想を抱いている政治家だと... 続きを読む
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2011-08-25 - Economics Lovers Live Z d:id:tanakahidetomi
- スポーツ・芸能・音楽
- ももクロ
- 5 users
- 2011/08/26
これはシノドスメールマガジンに寄稿した論説のうち、ももクロさんたちに関する部分だけを引用したもの。本格的なアイドル経済学風(笑 4月12日に「ももクロ試練の七番勝負」というトークイベントに参加した。「ももクロ」こと、ももいろクローバーとは、2008年5月に結成された女性のグループタレントのこと... 続きを読む
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ももいろクローバーZの経済学 d:id:tanakahidetomi
- スポーツ・芸能・音楽
- ももクロ ももいろクローバー アイドル 経済学 ももいろクローバーZ
- 57 users
- 2011/08/25
これはシノドスメールマガジンに寄稿した論説のうち、ももクロさんたちに関する部分だけを引用したもの。本格的なアイドル経済学風(笑 4月12日に「ももクロ試練の七番勝負」というトークイベントに参加した。「ももクロ」とはももいろクローバーとは、2008年5月に結成された女性のグループタレントのことで... 続きを読む
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玄田有史『希望のつくり方』、希望・絶望・カルト d:id:tanakahidetomi
物語の経済学を『AKB48の経済学』を公刊したことをきっかけに(それ以前から試行錯誤をしていたことは注意深い人はわかっていたろうけど)関心が増している。その中でこの玄田氏の著作に出会った。玄田氏の発言には賛否を論点ごとに示しているが、今回のこの本でも他の部分には首をかしげたが、この第3章「希望... 続きを読む
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盛山和夫『経済成長は不可能なのか 少子化と財政難を克服する条件』 d:id:tanakahidetomi
盛山氏は日本経済を四重苦に陥っているとする。デフレ不況、財政難、国の債務残高、少子化である。本書はこれらの四つの問題の関連、そして盛山氏の政策的論点への独自の解釈によって過半が埋められている。正直、細部には疑問もある。だがそんな細部への注目はおよそ政策議論では大した問題ではない。ただ円高とマク... 続きを読む
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高月靖『韓国芸能界裏物語 K-POPからセックス接待まで…禁断の事件... d:id:tanakahidetomi
高月氏の本は着眼点と内容がとても面白いライターのひとりだ。『南極一号伝説 ダッチワイフの戦後史』はこの分野の“古典的名著”の位置にあるし、また『ロリコン』も日本のロリコン史という誰かがやっていてもおかしくないのに誰もまとめて解明していなかった分野をクリアに描いた好著だ。僕はてっきり高月氏はそう... 続きを読む
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金子洋一議員の白川方明日本銀行総裁への質問(金子洋一メールマガジ... d:id:tanakahidetomi
金子さんが白川日銀総裁に国会で質問をしました。ややテクニカルな話もふくまれますが、簡単にいうと、景気が悪化しているときに、日本銀行が金融緩和をするのは当たり前ですが、それを恣意的な制限をもうけて積極的にやらない(=日本銀行の立場)、それを問題視しているのが、金子さんです。なぜ日本銀行がそのよう... 続きを読む
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林敏彦『大災害の経済学』 d:id:tanakahidetomi
阪神淡路大震災について一貫してテーマにしてきた経済学者の実証ベースの本。僕も林氏の書いたものは、自分の発言のベースとして利用させてもらってきただけにこの新書の発表は嬉しい。ただ多くの部分は、阪神淡路大震災に関してすでに発表してきた論文・報告書に加筆修正したものからなる。また本書の前半は、阪神淡... 続きを読む
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村上春樹の無常と効率ーカタルーニャ国際賞スピーチへの雑感 d:id:tanakahidetomi
村上春樹氏のこのスピーチは、もし「良質な」という形容詞を、人の発言に使うことが許されるならば、それを冠するにふさわしいものに違いない。率直にいって感銘した。ただ僕はここで言及されている「効率」を追求したことが、今回の原発事故の背景に本当にあったのか、まず立ち止まって考えてみたいと思っている。簡... 続きを読む
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馬淵澄夫・野田佳彦・海江田万里in『文藝春秋』 d:id:tanakahidetomi
『文藝春秋』での事実上の民主党代表選の政策構想の開陳(馬淵、野田両氏)と現在の政権への批判(海江田氏)それぞれの論説あるいはインタビュー記事です。僕はいかなる政治家でも政治勢力でもここで再三立場を明言していますが、いまの日本の長期停滞をリフレーションを第一に処方する立場の人・組織を応援します。... 続きを読む
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上念司「経団連よ、この国難に道を踏み外すな」in『正論』9月号 d:id:tanakahidetomi
経団連(日本経済団体連合会)の増税パンフレット(「国民生活の安心基盤の確立に向けた提言ー社会保障と税・財政の一体改革」)と、米倉会長の経済・外交観を批判的に論じた上念さんの明快な論説です。 経団連というかこの種の閉鎖的なギルドは、やはり思考形式も官僚組織・日銀組織と似てしまうのでしょうか。財界... 続きを読む
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蓼沼宏一『幸せのための経済学 効率と衡平の考え方 d:id:tanakahidetomi
中学生と高校生に向けて日本学術会議がお送りするシリーズの一冊だという。まずその目的にはまったくむいていない。この本に書かれていることをその問題意識とともにフォローできる中学生はおそらく皆無、高校生でも相当ハードルがきついだろう。 本書に書かれている話をひとことでまとめることはおそらく可能だ。利... 続きを読む
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荻上チキ『セックスメディア30年史』再読とマンガ規制 d:id:tanakahidetomi
明日のイベントを見に行くのでその参考に再読。非常に実証的で、またジャーナリスティックな視点を維持しながらの手法は、荻上さんのほかの著作同様に読み応え十分。どの時代であっても性欲に基づく需要の大きさ、その強度は健在であり、「失われた20年」という長期停滞の中でもその欲望の大きさと強度は向かう方向... 続きを読む
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稲増龍夫「今を読み解く アイドルの社会論」in『日本経済新聞』 d:id:tanakahidetomi
- スポーツ・芸能・音楽
- book アイドル entertainment Japan culture
- 15 users
- 2011/08/07
Twitterで江東脩平さんに教えていただきました。ありがとうございます。この稲増氏の論説は、AKB48ブームやK-POPブームを背景にした最近のアイドル研究書の流れを展望したものです。僕の『AKB48の経済学』も紹介していただいています。稲増氏は1989年に『アイドル工学』を出版されてこのア... 続きを読む
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リチャード・クーのバランスシート不況論再批判 d:id:tanakahidetomi
「再批判」といってもほとんどイカのエントリーに書いてあること通りで、実はクー氏の最新作『世界同時バランスシート不況』(元日本銀行の村山昇作氏との共著)などをまだ読んでません。ポール・クルーグマンのリチャード・クー批判http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20... 続きを読む
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『震災復興 後藤新平の120日』 d:id:tanakahidetomi
後藤新平が関東大震災のときにいかに考え、いかに行動したか。当時の後藤新平についての記録を整理し、大震災翌日の内務大臣任命からの120日に焦点をあててた編集(後藤新平研究会)のセンスが光る好著である。この120日は虎の門事件による山本内閣の瓦解によって区切られるのだが、同時に僕の調査したかぎりで... 続きを読む
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馬淵澄夫前国土交通相の反増税・脱デフレ論 d:id:tanakahidetomi
馬淵さんの日本経済についての考えの根幹が示されているエントリーだと思います。復興財源に増税は誤りhttp://mabuti-sumio.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-9af3.html復興の議論は、復興債の財源措置のための増税の是非に集約されつつあるこ... 続きを読む