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ブックマーク / ancientchina.blog74.fc2.com (9)

  • 古代中国箚記 出た!!  『銀雀山漢墓竹簡 [貳]』

    古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。 今日、シンポジウム後の帰り道に研究仲間から教わる。正直、驚いた。 ついにというか、やっとというか、出ました。 『銀雀山漢墓竹簡 [貳]』 ISBN: 9787501017409 定価: 680元 ・中国書店の紹介HP http://www.chugoku-shoten.com/mokuji/cmokuji/cinfor/cinfor.html 上記HPにあるとおり、銀雀山漢墓竹簡とは1972年に発掘されたもので、『銀雀山漢墓竹簡[壹]』(1985年)には孫子兵法と孫臏兵法などを収録しており、呉の孫武・斉の孫臏の二人がともに兵法書を書いたということが明らかになったことで有名であった。また「守法守令等十三篇」は伝世文献には知られていないもので新しいもの

  • 古代中国箚記 祝!林巳奈夫『中国古代の生活史』(吉川弘文館)再版

    古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。 拙ブログの「お薦めリスト」の中の「中国古代の生活を知る」(http://astore.amazon.co.jp/ancienchinabl-22)でもとりあげている、長らく絶版状態にあった林巳奈夫先生の『中国古代の生活史』が復刊(再版)されることが決まったという。 たまたま見た ・三国志ニュース http://cte.main.jp/newsch/article.php/1508 で知る。復刊の状況やの紹介が詳しく書かれているので興味のある方は参考にしてください。 ・吉川弘文館のHPでは、2009/12/15出版、予約受付中、となっている。2800+税円という値段もうれしい。 http://www.yoshikawa-k.co.jp/book

  • 古代中国箚記 甲骨文字を入力する方法

    甲骨文字の入力は非常に不便である。もっとも、甲骨文字をして仕事をしている人が少ないことを考えれば、当然と言えば当然。 それを考えれば、 ・今昔文字鏡 http://www.mojikyo.com/ で甲骨文字フォントが収録されているのが奇跡的くらいな話なのかもしれない。 しかしながら、この今昔文字鏡の甲骨文字フォントはおよそ入力することを前提にされていないような気がする。 私は今昔文字鏡はVersion2.0とVersion4.0の両方を使っているが、甲骨文字の入力に関してはversion2.0の方が優れている。たとえば、「卜」の甲骨文字を入力しようと思ったら、Version2.0は「卜」の字を出して「情報」を押すと、「関連字」のところに様々な字姿の「卜」が映し出され、そこから甲骨文字を選べばよい。しかし、Version4.0は「文字の情報を見る」を表示させても、「関連字を参照する」を表示

  • 古代中国箚記 古典漢語(漢文)の音韻入門書

    古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。 古典漢語(漢文)を読むにあたって、音韻はやっぱり避けて通れないところ。大学院の指導教官は、読みにくいところにさしかかると、中国語で読んで調子のよい方で句読を打ってました。 自分は歴史学徒なので、古典漢語の音韻とは縁遠いのですが、修士一年の時に読んだ、宇都宮清吉先生の『漢代社会経済史研究』1955年に収録されていた、王褒の「僮約」という奴隷との契約文書が韻文の形で残っているのを、脚韻を手がかりにして鮮やかにテキストを校勘されていたのを読み、音韻の重要性を初めて知りました。論文そのものも、重要な問題を数多く指摘しており、古代四川の状況を考える上で示唆に富む素晴らしい論文だと思います。 でも、素人にはなかなか理解しづらく、難しいのが中国語の音韻学。 なか

  • 古代中国箚記 「蘭州第一麺」(於:蘭州・2009/8/16)

    古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。 蘭州には有名な「蘭州牛肉麺」がある。 今回われわれ研究班一行は、地元旅行社のアンパイもあって、ありきたりなホテル中華料理ないしちょっといいレストラン風中華料理しかべられなかった。日でもべられるようなメニューばかり。 蘭州に来たというのに、蘭州牛肉麺もさんざんおいしいとガイドが言うにもかかわらず、べられないところだった。それがたまたま蘭州で国内便を乗り過ごすというアクシデントがあり(そのほとんどは私の責任だったのだが//汗)、蘭州での滞在時間が延びた。 現地ガイドが昼には何をべたいですかという問いに、団長は即座に「我々は蘭州牛肉麺をべたい」と返答し、現地ガイドがホテルのフロントにいい店を紹介してもらったのが、「蘭州第一麺」という店だった

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    mfluder 2009/09/08
  • 古代中国箚記 簡牘帛書通仮字字典

    古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。 毎度ながら、大路書屋で注文していたが届いた。 白於蘭編著 『簡牘帛書通仮字字典』 福建人民出版社 楚簡で確定した通仮字を収めた字典。いつか役に立ってくれるだろう。。。 の真ん中に写っているのは、てぬぐい状のもの。「蝋染」とメッセージに書いてあるが、なんのことやら(笑)。まぁ、辞書をひけばよいのでしょうけれども。藍染めみたいなものかなぁと。旧暦の新年なので、お祝いのプレゼントらしいです。 うれしいですね、こういうことをしてくれる書店って。 以前、店を訪れた際にいた、若い女の子のうちの誰かが書いたものでしょう。 台湾の女の子の文字っていう感じがいかにもします。おもしろいのでUPしてみました。 洗うときにお酢(黒酢が一般的なのでわざわざ「白酢」と書い

    mfluder
    mfluder 2009/03/10
    "台湾の女の子の文字っていう感じ"
  • 古代中国箚記 文庫になる名著

    ここ2,3年、書店で書棚や新発行の平積みを見て、はゆっくりをチェックする暇がないのだが、やっぱり確認を怠っているとまずいなぁと、以下の書が文庫化されていたのを知った時に思った。 これは明代の中国について、なによりポルトガル宣教師の視点から見た記録なので、非常に面白くまた刺激的に読めるなのだ。 そういえば、僕が勝手に名著と言っている小川環『唐詩概説』も岩波文庫化されていた・・・。 明日は国会図書館で資料収集、明後日は講義準備と書店になかなか寄れないが、当の意味での休日がとれたら、大きな書店に行って文庫をチェックしてみよう。

    mfluder
    mfluder 2008/05/25
    "クルス『中国誌』―ポルトガル宣教師が見た大明帝国 (講談社学術文庫)"
  • 古代中国箚記 講書記録

    古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。 amazonで下記の書籍を注文。 古屋で安く出ているものもあるのだけど、1500円以上で送料無料となると、最近は文庫2冊で送料無料となって、古屋に行って探す(or検索して別途送料かかる)のと比べると、ネットで済ませてしまえるのは何かと便利。

  • 古代中国箚記 古代中国の服装・服飾

    古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。 古代中国の人々がいったいどんな姿をしていたのか、どんなものを着て、どんな風に生活していたのかは、実はあまり研究されているわけではない。 戦前から戦後にかけての、原田淑人氏の研究が単著としては唯一くらいなもので、論文も多くない。 杉正年『東洋服装史論攷』〈古代編・中世編〉(文化出版局、1979・1984年) もあるのだが、この研究は評価が分かれるかもしれない。それほど体系的ではないし、消化不足のようなところもある。しかし、かなり面白い議論がなされているので、思わず見入ってしまうことが多い。 この分野の研究が多くないのは、モノとナマエを同定する名物学的な研究が近代では歴史研究の範疇の外として認識されてしまうことが多かったのではないかと思っている。歴史

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