『THE BRADY BLOG』 の新着エントリー
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THE BRADY BLOG:We've been a bunch of shit all this time 〜中指と... blog.livedoor.jp:mikako0607jp
どうもこの年齢になると、「反原発」のスローガンや呼びかけ、ましてや歌なんかが素直に聴けなくて困る。ということを感じておられる中年は一定数いるはずだ。 はっきり言って、どれも若い頃に見たし読んだし聴いたからだ。某トレジャーアイランド誌というサブカルマガジンの読者だった方なんかは特にそうだろう。 ... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:ファック・オフと言えない日本 blog.livedoor.jp:mikako0607jp
左は銀行強盗している覆面フディーズの写真ではない。 反政府デモに参加した英国の若者たちの写真である。 英国では、政府に対する怒りの「ぎゃああああ」でじっとしていられない人々が街中で暴れており、ロンドンで先月下旬に決行された反政府デモなどは50万人が参加したということだ。 で、この国でこうした反... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:人心のメルトダウン blog.livedoor.jp:mikako0607jp
「日本の東京の人が言ってる被爆って、結局は俺と同じ病気になるってこと?」 と連合いが言った。 もはや癌歴3年の小ヴェテランである。一時は化学治療を終えて癌のどん底から生還したと思っていたが、最近また妙に体重が激落ちしている。 カロリーの高いものを食っても食っても体重が落ちる。 というのは、本人... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:禁欲と我欲とプロフェッショナリズム blog.livedoor.jp:mikako0607jp
●「ストイック」という言葉がたくさん使われてるなあ。 と言った英国人(&アイルランド人)が4人もいる。 それは、うちの連合いだったり、ニック・ケイブのTシャツを着た成人向け算数教室の講師だったり、23歳の保育士だったりするわけだが、4人も同じことを言っているからには、やはり多用されているという... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:日本人の粛々 blog.livedoor.jp:mikako0607jp
BBCニュースに、日本人のおっさんが出ていた。 いかにも日本の労働者階級的な風体で、焚き火にあたり、「消息不明の家族を探すために自宅のあった付近を見に来た」と語っていた。おっさんのそばには肩を落とした中年男性が2人佇んでいる。いずれも、わたしの日本の親父と同様の職業かと思われる服装。皆、同じよ... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:さらば、底辺託児所 blog.livedoor.jp:mikako0607jp
金が貰える保育の仕事を毎日することになったので、このたび正式に底辺託児所を去ることになった。 金銭的余裕があったなら、一生ボランティアしたかもしれないが、まあ人生とはリアルなものであるから、そういうわけにもいかない。 マイ・ラヴリー・リトル・レイシストのジェイク、 戦慄のゴシック児レオ、 凶暴... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:ボヴァリー夫人と定規の目盛り blog.livedoor.jp:mikako0607jp
● 愛着理論。のモデルは1人ではない。 ということが発覚したのか、在英日本人同士の勘ぐり&陰湿なヒソヒソが一部で発生していると聞き、もう書くのはやめようと思った。 で、ちょっと学生デモの話に逃げたりしたわけだが(時事ネタのほうが当たり障りないし、ピースフルだから)、やはりいっぺん始めたものは... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:モリッシーのひねり。それは学生デモ隊に何よりも必... blog.livedoor.jp:mikako0607jp
ジョニー・マーがデイヴィッド・キャメロン首相に宛てた“スミス好き禁止令”をモリッシーが公に支持したというのはご存知の方も多いだろうが、このGuardianの記事を見た時、わたしはのけぞって大笑いした。 http://www.guardian.co.uk/music/2010/dec/06/mo... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:雪と学生闘争。そしてジョニー・マー blog.livedoor.jp:mikako0607jp
Stop saying that you like The Smiths, no you don't. I forbid you to like it. (スミスを好きだなんて言うのはやめろ。あんたは違う。あんたのスミス好きを禁止する) http://www.guardian.co.uk/po... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:ある追悼 blog.livedoor.jp:mikako0607jp
今日、久しぶりに底辺生活者サポート施設に行った。 相変わらずの面々が、相変わらずたむろって、相変わらずの会話をしながら、ゆるゆると相変わらずの午後を過ごしていた。 何気なく施設で発行している内部雑誌をぱらぱらしていると、歯が抜けきった口をでへでへだらしなく横に広げて、サムライが戦でちょんまげを... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:プールサイドの白闇 blog.livedoor.jp:mikako0607jp
日本にいる。というのは前のエントリでも書いた話だが、今回の帰省が以前と違うのは、訪れる場所と日々の過ごし方が“親”になったということだろう。 双極性障害のうつ曲線が下向きになっているわが実母から「しゃからしか」と苦情が出まくっている坊主の手を引いて母子難民の如くに福岡の街を流浪しているわたしは... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:プリティ・ボーイズ・ポリティクスの時代 blog.livedoor.jp:mikako0607jp
「“プリティ・ボーイズ・ポリティクス”の(f)時代になったな」 という発言が、最近わたしの周囲で頻繁に聞かれる。 プリティ・ボーイズというのは、他でもなく、新首相デビッド・キャメロン&副首相ニック・クレッグのことである(彼らについては拙ブログでも何年か前に書いたことがあるが)。本国では政界版ア... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:アナキスト・イン・ザ・UK blog.livedoor.jp:mikako0607jp
長いこと、わたしは底辺生活者サポート施設が嫌いであった。 それをネタにしてブログを書き続けてきたものの、嫌いだったのだ。 わたしは底辺託児所と底辺生活者サポート施設を切り離して考えようとしてきたし、なんかこう、あそこにゆったりと流れている空気というか妙な連帯感というか、そういうものに侵されてし... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:虚構(パンク)の花。わたしはマルコム・マクラーレ... blog.livedoor.jp:mikako0607jp
マルコムはいつも俺を楽しませてくれた。君たちも、そのことを覚えておいて欲しい。何よりもまず、彼はエンターテイナーだった。彼がいなくなって、俺は寂しくなると思うし、君たちもそう思え。 ジョン・ライドンのマルコム追悼声明@ブレイディ訳 マルコム・マクラーレンが“フェイク”だったとはわたしは思わない... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:第2章の序にかえて。 で、愛着理論とは。 blog.livedoor.jp:mikako0607jp
ジョン・ボウルビイという心理学者は、アタッチメント・セオリー(愛着理論)という、児童心理学の世界ではバイブル視されている学説を打ち出した御仁である。 これがどのようなセオリーなのかというと、「人間の幼児は、特定の保護者(多くの場合は母親)に対し、他の人間よりも強い愛着感を抱く(アタッチする)」... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:愛着理論 〜My mother is a fu**ing JAP〜 ③ blog.livedoor.jp:mikako0607jp
しかし、どうしてこんなに早くポリスが乗り込んできたのだろう。 礼子は吃驚したが、考えてみれば警察署は学校の500メートルほど先にあるので、そりゃあ5分もかからないのが当然だ。が、それにしても、誰が通報したにしろ、その人が電話で警察側に事情を説明する時間というものが必要なはずである。通報者が99... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:The Unemployment Blues blog.livedoor.jp:mikako0607jp
「あんた、まだここにいるのかい?」 そろそろわたしもそういう言葉をかけられる身分になった。 極少ながらも収入があって税金も納めているわたしはアンダークラスに生きる人間ではないのだが、長年の貧乏生活のため全身から漂うルーザー臭もあるのだろう、すっかり底辺生活者サポート施設の人々と同化してしまうよ... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:人権と平等のもやもや〜インクルージョン〜 blog.livedoor.jp:mikako0607jp
ミテキシーとベッキーと3人でひゃあひゃあ言いながら底辺託児所の庭を駆け巡ったりしているせいなのか、いつの間にか自閉症のジャズミンまでわたしの担当になっていた。 そもそもわたし自身が、ソーシャル・スキルなどはゼロどころかマイナスじゃないかと思うほど未熟であるし、これと言って特技のないバカたれのま... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:もう一人のデビー blog.livedoor.jp:mikako0607jp
わたしの好きな女性歌手に、デビー・ハリーという人がいる。 なので、そのデビー・ハリーにそこはかとなく似た面ざしの、“デビー”と呼ばれる女性が底辺託児所に現れた時には少なからず動揺した。 が、あのデビーとこのデビーが違っていた点は2つあった。 1つ目には、彼女はブロンドではなくブルネットで、黒ぶ... 続きを読む
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THE BRADY BLOG:キュートじゃない階級。の教育者たち blog.livedoor.jp:mikako0607jp
食欲と芸術の秋は人種差別の秋でもあったのか、チャンネル4が“Race: Science’s Last Taboo”なる特集を組み、人種問題を考えるネタとなる一連の番組を放映している。 で、その一環として放映された『The Event:How Racist Are You?』という番組を見た。 ... 続きを読む