売れっ子お笑いタレントの親が生活保護をもらっていたことが詳らかにされ、大バッシングが起こり、厚生労働大臣が生活保護の給付水準を引き下げることを検討し始める、というニュースを、ソウルに住みながらネットで知って、また殺人未遂が起きているのか、と暗澹たる気持ちになった。 この件で異様さを感じるのは、生活保護の実態への関心など本当はなく、ただ世間の何でもいいから叩いてやりたい、バッシングしたいという気分に、人気の芸能人がらみという点がうってつけだったために騒ぎが大きくなっただけなのにもかかわらず、政治が動いている... > このページを見る
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2012年05月26日11時08分
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- ここで書かれていることが「正しい」のかはわからない。でも自分の実感とは100%合致している。
- 次の金脈は「税金で養われているのに母親が生活保護を受けている公務員」かな。大阪市の人事当局は、その調査アンケートの準備をしておいた方がいいんじゃない?
- 肉屋を賞賛する豚だらけの国、日本。
- なぜ、「あいつがもらえるのはずるい」が「出すな」になるのか。なぜ、「俺にもよこせ」「全住民に一律に給付しろ」にならないのか。
- 叩くことが自分のクビを絞めることにつながる可能性もあるのに、叩くことに爽快感を覚える心理。 3 RT
- 日本では不況で治安が悪くなる代わりに、治安を悪くしそうな奴をリンチすることが流行ると。PKよりPKKが流行る。赤ネームにならずに人が殺せる
- (↓)「他人を悪に仕立てて、それを糾弾する俺かっこいいと自己陶酔しているだけ。具体的な手段を考案できずに他人を煽る馬鹿が制度を破壊する。」 片山さつきとその支持者のことですよね。全くもって同意です。
- "後で自分が終わろうが、どうでもいいのだ。今の自分がスカッとすれば。少なくとも誰かが苦しめば、自分は少し楽になる。集団化した巨大なバッシングは、あたかも古い社会を壊すかのような幻想を与えてくれる"
- 「関心を持つとなればバッシング、持たなければ当事者が死の危機にあろうが無視。過干渉かネグレクト、みたいな状態」 ふぅ
- 「異様さを感じるのは、生活保護の実態への関心など本当はなく/政治が動いている点だ。政治を動かす要素は、もはや現場の実情や構造、その分析ではなく、世の中の漠然とした気分へと、すっかり取って代わっている」
- 政治を動かす要素は、もはや現場の実情や構造、その分析ではなく、世の中の漠然とした気分
- 生保叩きと殺人衝動の関連性を綺麗につなげている
- 確かに、自分が他人に憎憎しい気持ちを持つ時は、たいてい「自分は理不尽な目にあっている」という気持ちから来てる気もするので、他人を呪うんじゃなく、その理不尽の根元に目を向けないと…とは思う。
- 薄まった、非常に薄まった殺人狂の時代。個人的には死刑制度は別の理由がありそうに思えるが、主張はすごくわかりやすいし、納得できる。 1 RT
- 「誰かを罰したい」を「自分が救われたい」に変換できないものか。
- 今の「空気」をよく表している良文。ほんとうんざりするほど嫌な「空気」だ。
- 2012年5月26日(土): 星野智幸 言ってしまえばよかったのに日記
- 生活保護。
- 「どくさいスイッチ」を求めてしまう"世間(一般化はともかく傾向はあるだろう)"と、粛清リストに"自分自身"が載らない矛盾。
- 概ね同意。しかし閉塞感はずっと前からあって、ネットによる可視化で見えてきた。弱いものが更に弱いものを叩く素養はだいぶ前からあった気がする。そして僕もその渦の中にいる。
- "政治を動かす要素は、もはや現場の実情や構造、その分析ではなく、世の中の漠然とした気分へと、すっかり取って代わっている" だから長期的な視野で物事を考えられない政治家ばかりになっているわけか。
- 生活保護
- 「弱者を抑圧する国なんていらない」という意見を見るが、国が無くなったときにルソー的自然状態になるのか、ホッブズ的自然状態になるのか、ピザでも食べながら観測したい。
- いやちがうだろ、気分で人を殺したりポリシーもマニュフェストもなんのそのな民主党がヤバイってことだろ。それを言わなくてどーするよ
- かの事件を最も俯瞰した視点でとらえるとこれが的確な分析であると思う。
- シニシズムについて。理論的な説得でバッシングをやめさせるのは不可能、という話か。 "当の自分が苦しくなる、というようなケースでも、平然とバッシングに熱狂する。後で自分が終わろうが、どうでもいいのだ"
- ガラガラポン、みたいな感じ?
- この論調だと世間のあらゆる事に関心を持ってバッシングをしないという正しい判断を個々人がやれってなる、それはそれでシンドイな
- 消費税増率という痛みを控えているのに、生活保護支給総額が3兆円を超え、不正受給の噂も絶えずと、もともと生活保護制度に対して批判が出やすい素地があったことも考慮に入れる必要がある。
- なぜバッシングが起こるか? それは制度に不公平感があるからだ。この問題は擁護派も批判派も、不公平感を取り除く制度にするかという大局的な意識が欠けている。擁護派はただ日本を腐して溜飲を下げるだけ。