グローバル市場で勝ち抜くために、日本企業で2つの経営強化の手法が目立っている。1つは、海外企業の大型M&A(合併・買収)による世界展開の加速。第一三共によるインド製薬大手ランバクシー・ラボラトリーズの買収などはその典型だ。もう1つは、「事業の選択と集中」による本業の絞り込み。2012年3月期に過去最大の赤字を計上したソニーは関連分野である化学事業を売却したり、収益性が低い中小液晶パネルを同業他社と統合したりするなど本業回帰を急ぐ。 だが、こうした動きとは一線を画す日本企業がある。味の素だ。 同社は今年に入... > このページを見る
最終更新時間:
2012年05月30日05時06分