『書評空間::紀伊國屋書店 プロの読み手による書評ブ...』 の新着エントリー
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文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『日本帝国の申し子』 エッカー... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 著者のカーター・J・エッカートは朝鮮史を専門とするアメリカの歴史学者でハーバード大学コリアン・インスティチュート所長をつとめている。本書は韓国近代史の基本図書とされている本で、副題に「高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源 1876-1945」とあるように、京城紡織株式... 続きを読む
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大阪市立大学大学院・早瀬晋三の書評ブログ : 『三つの旗のもとに-... booklog.kinokuniya.co.jp
早瀬晋三 (はやせ・しんぞう) 1955年岡山県津山市生まれ。東京大学卒業。西豪州マードック大学Ph.D.。 現在大阪市立大学教授。 主要著書 『マンダラ国家から国民国家へ:東南アジア史のなかの第一次世界大戦』(人文書院,2012年)、『未完のフィリピン革命と植民地化』(山川出版社,2009年... 続きを読む
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大阪市立大学大学院・早瀬晋三の書評ブログ : 『稲の大東亜共栄圏-... booklog.kinokuniya.co.jp
早瀬晋三 (はやせ・しんぞう) 1955年岡山県津山市生まれ。東京大学卒業。西豪州マードック大学Ph.D.。 現在大阪市立大学教授。 主要著書 『マンダラ国家から国民国家へ:東南アジア史のなかの第一次世界大戦』(人文書院,2012年)、『未完のフィリピン革命と植民地化』(山川出版社,2009年... 続きを読む
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早稲田大学(映像文化論・文化社会学)・長谷正人の書評ブログ : 『... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 「サブカルという枠組みから抜け出すために」 本書を最初に書店で見つけたとき、軽い警戒感を抱いた。あのナンシー関の「評伝」だって?それはちょっとおかしくないか? ナンシー関と言ったら、テレビの表層を読み取ることに長けた批評家として尊敬されてきたはずだ。どんなにうまい役者や... 続きを読む
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中央大学(メディア論・文化社会学)・辻 泉の書評ブログ : 『ベッ... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 「書きたい論文を書くための希望の書」 本書は、『アウトサイダーズ-ラベリング理論とは何か』(新泉社)などの著作で知られる社会学者、ハワード・S・ベッカーが記した論文執筆の指南書である。初版は1986年に出ているが、その後も読み継がれ、本書は2007年に出された第二版の翻... 続きを読む
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東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ : 『ドリアン ― 果物... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 「ドリアンと〝消える魔球〟」 本書の冒頭には「ドリアンという言葉を聞くと、たいがいの日本人はにやりとしはじめる」とある。さっそく、ある飲み会の席上「すいません、実はドリアンのことなのですが…」と切り出してみると、あら不思議、みな「にやり」としはじめた。これはすごい。みな... 続きを読む
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中央大学(メディア論・文化社会学)・辻 泉の書評ブログ : 『気楽... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 「脱常識トレーニングのためのSFマンガ 」 社会学は、よく脱常識の学問だと言われる。人々が「当たり前」のものとして自明視してきた考え方が、決して「当たり前」のものではないということ、すなわち、社会的、歴史的な背景をもって形作られてきたものであることを解きほぐしていくこと... 続きを読む
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東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ : 『岡崎京子の仕事集』... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 「中高年でも入門できます」 ご多分に洩れず、筆者も『リバーズ・エッジ』を起点に〝岡崎めぐり〟を始めた男性読者の一人である。いや、小学生の頃はそれなりの漫画読みとして鳴らしたつもりだが、中学から入った寮が「漫画禁止」&「見つかったら即没収」という野蛮な環境で、その後の6年... 続きを読む
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紀伊國屋書店スタッフによる書評的空間 : 『Before and After Superf... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 「「アート」から見た「現代日本の転機」論」 わたしたちは今でも「ジャポニスム」の夢を見たいのだろうか。その21世紀版たる「クール・ジャパン」は、ここ数年来、日本政府も旗振り役を務めている。そんな「クール・ジャパン」に冷や水を浴びせるような本が海外で出ていた。本書“Bef... 続きを読む
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大阪市立大学大学院・早瀬晋三の書評ブログ : 『警察』林田敏子・大... booklog.kinokuniya.co.jp
早瀬晋三 (はやせ・しんぞう) 1955年岡山県津山市生まれ。東京大学卒業。西豪州マードック大学Ph.D.。 現在大阪市立大学教授。 主要著書 『マンダラ国家から国民国家へ:東南アジア史のなかの第一次世界大戦』(人文書院,2012年)、『未完のフィリピン革命と植民地化』(山川出版社,2009年... 続きを読む
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精神科医・勝田有子の書評ブログ : 『小説的思考のススメ―「気にな... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 ―小説の寺子屋― 著者の阿部公彦氏は、書評空間における仮想クラスメートとして、ずっと気になる存在だった。過去5年間、月に2本(も)という一貫したペースで書評を続ける難行を涼しい顔でこなしているように見えるからだ。しかも、書き方が清々しい。大学で教鞭をとっているわりには、... 続きを読む
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東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ : 『括弧の意味論』木村... booklog.kinokuniya.co.jp
阿部公彦 (あべ・まさひこ) 1966年生まれ。東京大学文学卒。ケンブリッジ大学PhD。 現在、東京大学文学部准教授。 著書に 『モダンの近似値』 (松柏社)、『即興文学のつくり方』 (松柏社)、『英詩のわかり方』 (研究社)、『しみじみ読むイギリス・アイルランド文学』 (松柏社)。近著に『フ... 続きを読む
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文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『人文学と電子編集―デジタル... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 中西秀彦『学術出版の技術変遷論考』の終章では今後の印刷所の生きのびる方途として文書の構造化支援をあげている。ワープロの高性能化によって著者が版下を作ることが可能になっている。現状では素人の作った版下は品質が低くプロの介入を必要としているが、将来もそうとは限らないし、電子... 続きを読む
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中央大学(メディア論・文化社会学)・辻 泉の書評ブログ : 『ヤリ... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 「男性側から「性愛至上主義」の崩壊を描いたルポルタージュ」 本書は、かの「東スポ」こと「東京スポーツ」紙に連載された記事が元になったものであり、その点からも、半分以上は「ネタ」として差し引きつつながら、面白がって読み進めるべきなのだろう。だが、それでもなかなか他書が踏み... 続きを読む
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文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『学術出版の技術変遷論考』 中... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 グーテンベルクの徒弟にペーター・シェッファーという男がいた。シェッファーは徒弟とはいってもパリ大学に学び、グーテンベルクに出資したフストが印刷工房を差し押さえると工房をまかされ、後にフストの娘と結婚して印刷を家業とした。シェッファーの息子は1514年に印刷術の発明者はグ... 続きを読む
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文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『電子本をバカにするなかれ―... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 電子書籍について早くから発言してきた津野海太郎氏の論集である。 三部にわかれ、第一部は本書のための書き下ろし、第二部は2001年から2009年までに発表した電子書籍関係のエッセイ、第三部は1986年にリブロポートから出た『歩く本―ブックマンが見た夢』に収載されたブラッド... 続きを読む
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文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『我、電子書籍の抵抗勢力たら... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 京都に学術書の印刷で知られる中西印刷という印刷所がある。150年の歴史のある老舗だが、最新技術に貪欲で、ややこしい文字の出てくる本ならここと、出版界では有名な会社だ。そこの「若旦那」こと中西秀彦氏が印刷学会の機関誌「印刷雑誌」に連載しているコラムをまとめたのが本書で20... 続きを読む
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文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『2015年の電子書籍―現状と未... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 野村総研がまとめた電子書籍に関するレポートで、190ページの本文に100枚の図版がはいっている。図版にはグラフだけでなく、図表、年表、写真なども含まれる。 大量の図版が投入されていることからもわかるように、本書は徹頭徹尾数字で電子書籍の現状と未来を考えようとしたデータ集... 続きを読む
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文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『電子書籍革命の真実』 西田宗... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 前回、本欄で電子書籍関連本をとりあげた際、もっとも周到な取材にもとづいて書かれた『iPad vs. キンドル』の著者、西田宗千佳氏が2010年末に出版した本である。 序章と第一章でソニーの Readerとシャープの GALAPAGOSの比較をおこなっているが、今さら感が... 続きを読む
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NPO法人 ALS/MNDサポートセンター さくら会・川口有美子の書評ブログ... booklog.kinokuniya.co.jp
→bookwebで購入 「家族の同意による「脳死」臓器移植のおかしさ」 平成22年7月、改正臓器移植法により15歳未満も含めて家族の承諾で「脳死」での臓器提供が可能となった。あれから約2年。この間の15歳以上の提供は89例と急増したが、15歳未満は今回を含めて2例。移植を待つ側の思いはわかる。... 続きを読む
スマホをつないで遊べ! 省電力&低遅延な三菱電機の液晶ディスプレイをはてなエンジニアが試してみた - はてなブックマークニュース 343 users
9月某日、はてな屈指のガジェット好きにして、何枚ものディスプレイをデスクに設置しているエンジニア、id:halfrackのもとに、1台の新しいディスプレイが届きました。「三菱電機さんの液晶ディスプレイで、スマートフォンとつないでいろいろ遊べるみたいですよ!」とライターの深山がお伝えすると、彼は... 続きを読む