肝臓が、たとえその4分の3を失っても元通りに再生する仕組みを、東京大学の宮島篤教授らがマウスを使った実験で明らかにした。 細胞数の増加よりも、むしろ個々の細胞が肥大することにより、元の大きさを回復していた。科学誌カレント・バイオロジー電子版に1日、発表した。 肝臓は、他の臓器と比べて再生能力が極めて高い。その能力を利用して、健康な人の肝臓の一部を病気の人に移植する生体肝移植が行われるが、この再生能力は、活発な細胞分裂によるものと考えられていた。 研究チームが、約7割を切り取った肝臓で細胞分裂の回数を数えた... > このページを見る
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2012年06月02日20時44分