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運行が始まった「お子様連れ専用車両」でくつろぐ親子=25日午前、JR新大阪―京都駅間、小玉重隆撮影 JR東海は25日、子ども連れのファミリー専用の車両を設けた新幹線の運行を東京―新大阪間で始めた。25〜28日、来月5〜10日の「のぞみ」と「こだま」の計39本が対象。 専用車両は39本に各1両設けられ、こだまはグリーン車が専用車両となる。新大阪駅を午前10時27分に発車した東京行きのぞみの専用車両には約20人が乗車。長女(3)と一緒に茨城県日立市に帰省するという大阪府羽曳野市の女性(24)は「子どもがぐずった時、周りが親子連れだと気が楽になります」と話していた。 同社によると、来月5〜10日分は空席がある。問い合わせはJR主要駅のJR東海ツアーズの支店か電話窓口(03・3538・4036)へ。
住宅用太陽電池=京セラ提供 住宅向け太陽電池の大手施工業者や専門商社が「天気」を補償するサービスを打ち出している。太陽電池は自宅の屋根で手軽に発電して余った分を高額で売れるが、晴れの日が少ないと発電量が落ちるため、日照時間が基準に満たない場合に購入者へ金銭を払う補償まで用意する念の入れようだ。異業種から新規参入も相次ぐ激しい業界では顧客獲得競争も熱を帯びている。 機械や住宅機器の専門商社山善(大阪市西区、東証1部)は今月1日からの購入者を対象に、独自に設定した日照時間の「基準時間」と、購入者の住んでいる地域の実際の日照時間をくらべ、基準を下回った場合に1時間当たり100円を補償するサービスを始めた。気象庁や民間気象会社の過去10年のデータをもとに設定した地域ごとの基準時間と比較して、実際の不足分が年30時間以上だと最大5万円まで支払うサービスだ。 ヤマダ電機とも組んで太陽電池の販売・
ソニーは2010年12月10日に電子書籍専用端末「リーダー」の日本版を発売する。2004年に「リブリエ」と名付けた端末を投入しながらも3年ほどで撤退して以来の再参入。 今回は米アップルの「iPad」などが市場を賑わせる中、米欧での成功体験を引っ提げ、満を持しての「真打ち」登場だ。ただ、ここにきて国内ではハード、配信サービスともに乱立気味で、限られた読者を奪い合う消耗戦に陥る可能性もある。 ソニー端末はパソコン経由で「書物」をダウンロード 「リーダー」はインターネットにつなげてパソコンのように使えるiPadや、シャープが12月に発売する「ガラパゴス」などの「多機能型」と違い、米アマゾンの「キンドル」とともに「電子書籍専用端末」と呼ばれる。 とりわけ日本版の「リーダー」はキンドルに備わっている通信機能すらなく、パソコン経由で「書物」をダウンロードするスタイル。当然、本体は軽く、価格も安い「身軽
オリコンは11月30日、今年の書籍売り上げ年間ランキングを発表した。1位は岩崎夏海著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)で、推定売り上げ部数は121万1835部。2位は山本千尋著「バンド1本でやせる! 巻くだけダイエット」(幻冬舎)で113万7159部とミリオンセラーが2冊続き、3位は村上春樹著「1Q84 BOOK3」(新潮社)だった。また、計測機器メーカー「タニタ」の食堂メニューを掲載した「体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食」(大和書房)が推定部数83万5010部で4位、白取春彦編訳「超訳 ニーチェの言葉」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が5位だった。 調査期間は2009年11月23日から今年の11月21日までで、全国約1700の書店の売り上げ実績から推定部数を算出した。
ファミリーマートは26日、揚げパンや魚肉ソーセージドーナツといった、昭和20〜40年代ごろのおやつをイメージした「あの頃の思い出パンシリーズ」を30日から期間限定で、全国のファミリーマート約7800店で発売すると発表した。 シリーズはチョココロネ(105円)、魚肉ソーセージドーナツ(120円)、甘食(58円)、ソフト麺ドッグ(135円)、揚げパン(100円)、レモンケーキ(105円)の6種類をラインアップ。昭和のレトロな雰囲気を持たせるため、主に紙のパッケージを使用した。同社は「年配世代には懐かしく、若者世代には斬新な商品」としている。
クルマや鉄道、バスなどあらゆるモビリティーを連携して移動の利便性を高めるサービス「MaaS(マース)」。自動車メーカーは、MaaSに対する備えを避けて通れない。その普及は、自家用車…続き トヨタ、次世代車みすえ組織改革 2300人から要職登用 自動運転 覇を競う 「水と油」が組む時代 [有料会員限定]
米粒からパンを作れるホームベーカリー「GOPAN」の受注が中断。予定数上回るペースで注文が殺到し、生産が追いつかない状況という。 三洋電機は11月25日、米粒からパンを作れるホームベーカリー「GOPAN」の受注を12月1日から一時停止すると発表した。販売店などからの受注が予定を大幅に上回り、生産が追い付かないため。受注再開は来年4月ごろになるという。 11月11日に発売し、来年3月末までに5万8000台を販売する計画だったが、11月末までの注文数で計画を上回る見通しという。 当初は10月発売予定だったが、7月の発表以来、前評判が高く予約が殺到したため発売日を1カ月延期し、増産体制を敷いていた。 GOPANは、米粒を水にひたして柔らかくした上で、粉砕・ペースト化。こねて発酵させ、焼成してパンを作れるのが特徴。 関連記事 開発に5年 米からパン作れる「GOPAN」誕生の裏側 「非常に苦労しまし
タカラトミーは16日、振動を感知して光るライト「きのぷよ」を18日から発売すると発表した。 「きのぷよ」は振動を感知すると、合成樹脂でできた柔らかい体を左右に伸縮させながら、キノコの傘部分と台座の切り株部分を光らせる。点滅したり、光ったまま動くほか、動かずにランダムに光らせることもできる。タカラトミーでは玄関やベッドサイド、廊下などでの使用を想定している。 色は赤、黄、ピンクの3種で1日10回点灯させ、約3カ月使用できる。各2499円。3種類で年間8万個の販売を目指す。
たばこの値上げを背景に禁煙ブームの波が高まるなか、大阪市内の主要14ホテルの禁煙室率が平均約44%(9月時点)に達し、このうち7ホテルは50%を超えていることが15日、分かった。来春には禁煙室率が50%以上のホテルは計9ホテルに増える見通しで、こうした流れを受け、大阪市内では禁煙化への対応を急ぐホテルが相次いでいる。 10月1日開業したセントレジスホテル大阪(大阪市中央区)は、客室の約80%にあたる129室を禁煙室として営業を始めた。レストランや宴会場、ロビーなど、共有スペースはすべて禁煙。スタッフも業務中は禁煙とし、アルコールが出るバーも禁煙と、業界でも異例の方針を打ち出した。 ホテル日航大阪(同市中央区)も、10月から24階の客室34室を禁煙室にし、全643室の禁煙室率を40%から46%に拡大した。 さらに、レストランなど10店のうち2店に限っていた終日全面禁煙を、10月から11月にか
井村屋グループは、主力商品「あずきバー」シリーズの生産能力を3割引き上げ、年3億本以上に増強することを明らかにした。今夏の猛暑で需要に生産が追いつかず、約2億円分(約700万本)の売り上げを逃したため。津工場(三重県)の製造ライン1本を約4億円かけて来年5月までに新型に更新する。 あずきバーは前年同期比15.8%増の1億8700万本が売れ、通期で初の2億本を達成するのは確実。浅田剛夫社長は「24時間休みなしでも需要に応えられなかった。設備を整え、年3億本への挑戦を始めたい」と話した。 2010年9月中間決算は、連結の売上高が、前年同期比2.0%増の160億円、営業利益は同3.0%増の2億円、純利益は同44.0%減の6500万円だった。(円山史)
不動産経済研究所が15日発表した10月の首都圏新規マンション発売戸数は前年同月比9・8%増の3718戸と9カ月連続で前年実績を上回った。販売の半数程度を占める都区部は3カ月ぶりにマイナスとなったものの、埼玉県や千葉県が5割を超える大幅増となったことで補った。ただ1戸当たりの平均価格は2・3%減と、8カ月ぶりにマイナスとなるなど、好調を続けてきた首都圏のマンション販売に変調の兆しも出てきた。 首都圏のエリア別の販売戸数は都区部が3・4%減少となったほか、神奈川県も14・6%のマイナスに転じた。 一方、埼玉県は52・9%増、千葉県は2・6倍と大幅に伸びた。1戸当たりの平均価格は4512万円で前年同月より107万円ダウン。同研究所では「60平方メートル未満の小型マンションが売れたため」と説明している。在庫は4743戸と前月比より21戸増え、昨年12月以来の増加に転じた。 一方、近畿圏の発売戸数は
1カ月でざっと500万円! “受験界”で衝撃を持って注目されていたのは、代々木ゼミナール(東京)が先月から急きょ、募集していた超高額勉強合宿。私大医学部を目指す受験生を対象に都内のホテルで缶詰めになって特訓するプランだ。ところが、9日になって突然中止に。募集開始から約1カ月での開催断念。一体、どうしちゃったのか。(夕刊フジ) 受験シーズン直前ともなれば、予備校の特別講習の値段もグンと高くなるのが通り相場。内容はより実践的なものになり、親にすれば、それでも受かればとギャンブラーにも近い心境になるものだが、代ゼミが開催を予定していたのは「空前絶後」と称した、その名も『ここまでやるか!! 代ゼミ受験必勝合宿』。 私大医学部の受験生を対象に、来年1月17日〜2月18日の32泊33日間、14人限定プランだ。 費用は宿泊費、食費を含めた1日当たりの固定参加費が10万円。これに「固定指導料」として最低1
「アルプスの少女ハイジ」に登場する老婦人ロッテンマイヤーさんのイメージで接客するメードら=東京・池袋、竹谷俊之撮影 威厳ただよう老婦人が接客する「おばあちゃんメードカフェ」が、東京・池袋に登場した。店の名は「カフェ・ロッテンマイヤー」。普通の喫茶店だが、開催中の舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」に参加する作品でもある。企画・演出した美術作家、やなぎみわさんは「日常の中で、虚構を演じることを楽しんで」と話す。 「お帰りなさいませ、お嬢様」。そう言って客を迎えるのは、そろいのグレーの服にエプロン、白髪にメガネのおばあちゃんたち。公募で集まった劇団員や主婦、学生ら20代から70代の女性30人が交代で演じる。 上品な物腰だが、笑顔は見せない。「アルプスの少女ハイジ」に出てくる謹厳な「ロッテンマイヤーさん」をイメージしているのだ。「優しく癒やしてくれるお年寄りではなく、あえて少し意地悪に
消えた“ブーム” 大衆消費社会では時折、“ブーム”と呼ばれる圧倒的多数の消費者を巻き込む流行現象が起こる。かつて1990年代には携帯電話が爆発的に売れ、女子高生ブームに浮かれ、「Windows95」や「たまごっち」のために人々は行列をつくった。さらにバブル華やかなりし1980年代までさかのぼれば、DCブランド(デザイナーズブランド、キャラクターズブランド)やイタメシ(イタリア料理)から株式投資に至るまで、あらゆる分野で絶え間なくブームが巻き起こっていた。 ところが最近は、次のブームがなかなかやってこない。最近のトレンドとして、エコカーやファストファッションもブームと呼べないことはないが、小粒感は否めない。例えて言うならば1980年代の消費の鍋は、何かあればすぐ沸騰するほど熱かった。これに対して近年の消費の鍋は冷え切ってしまい、めったなことでは湯気さえも立たない。 かつての消費ブームの先頭に
AppleがSony EricssonとResearch In Motion(RIM)を抜き、世界携帯電話市場で第4位に躍り出た。 IDCの調査によると、Appleは2010年第3四半期に1410万台のiPhoneを出荷した。iPhone 4の人気で出荷台数は前年同期から90.5%伸び、携帯市場でのシェアは4.1%。前期までトップ5圏外だったのが、4位にランクインした。 シェアトップは依然としてNokiaだが、シェアは前年同期の36.5%から32.4%へと低下している。2位はSamsung(シェア21%)、3位はLG(8.3%)、5位はRIM(3.6%)となっている。前四半期は、Nokia(35.0%)、Samsung(20.1%)、LG(9.6%)、RIM(3.5%)、Sony Ericsson(3.5%)という順位だった。 2010年第3四半期の世界携帯電話メーカートップ5(出荷台数ベ
ホテルのスイートルームに巨大な鉄道模型のジオラマが登場した=長野市のホテルメトロポリタン長野 長野市のホテルメトロポリタン長野のスイートルームに、鉄道模型のジオラマが登場した。縦6メートル、横1.8メートルで、室内のNゲージ模型では国内最大級だ。 善光寺など信州の見どころを再現した。模型は長野新幹線など4編成で、動かして楽しめる。29日から、この部屋に宿泊できるほか、宿泊客以外も1時間3千円で利用できる。 ホテルはJR長野駅の目の前。窓の下では本物の新幹線が発着する。同ホテルは「新幹線を眺めながら、模型で運転士気分を味わって」。
関西国際空港会社が27日に発表した平成22年度冬ダイヤ(31日〜来年3月26日)は、韓国の大韓航空が週64便となり、会社別の国際定期便数で日本航空を抜きトップに立った。海外の航空会社がトップとなるのは平成6年の開港以来初めて。国内エアラインが苦戦するなか、経済成長著しいアジア頼みを象徴しているといえそうだ。 大韓航空は22年度夏ダイヤ(3月28日〜10月30日)実績比で1便増に対し、全日空は横ばいだった。経営破綻(はたん)した日本航空と子会社のジャルウェイズをあわせた日本航空グループ全体は48便減の週56便にまで落ち込んだ。 このほか、旅客便では香港エクスプレス航空の香港線が12月11日に週7便で就航、1年9カ月ぶりに復活。また貨物便でも米フェデラルエクスプレスが5便増の週43便となる。その他の会社でも欧州方面への便数を増やし、荷主企業にニーズに応えた。 22年度冬ダイヤでの関空発の国際定
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