コロナ後遺症は「最大500万人」リスクを訴え続けてきた医師「新たな国民病」と危機感 理解不足で孤立する患者も多く、支援態勢の整備が急務 トランプ氏が共和党内で「敵なし」になったきっかけは、自身への「刑事訴追」だった 被告人の立場を最大限に有効活用 一方で「ボディーブロー」になるかも…【混沌の超大国 2024年アメリカ大統領選(4)】
12月9日、受動喫煙にさらされる子どもは、そうでない子どもに比べて精神面で問題が多くなる傾向が英国の調査で明らかに。写真は2004年にロンドンで撮影(2010年 ロイター/David Bebber) [ニューヨーク 9日 ロイター] 親など周りにいる人がタバコを吸うことで「受動喫煙」にさらされる子どもは、そうでない子どもに比べて精神面で問題が多くなる傾向が、英国で実施された研究で明らかになった。 ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)のチームは、英国に住む4─8歳の子ども901人を対象に、唾液などから受動喫煙の度合いを調べたほか、子どもの親にアンケートを実施。その結果、平均すると、受動喫煙の量が多い子どもほど、多動性障害や行為障害など精神的な問題を抱える傾向にあることが分かったという。 研究を主導したUCLのマーク・ヘイマー氏は、今回の研究は、喫煙者の親に対し、禁煙または屋外で
食事の量を減らさなくても体重の増加を抑える「肥満防止薬」を合成することに、米ジョンズホプキンス大などのチームが成功した。成果は18日付米サイエンス誌に掲載された。 チームは、人間や動物の中枢神経に作用して強い食欲を引き起こし、肥満をもたらすホルモン「グレリン」に着目。グレリンは特定の酵素の助けが必要なことから、この酵素を邪魔する物質を合成した。 この物質を注射したマウスと、しないマウスに高脂肪のエサを与えた体重を比較した。食べる量は変わらないのに、注射したマウスの約1か月後の体重増加は10%以内にとどまったのに対し、投与しないマウスは、20%程度体重が増えた。 合成した物質は食欲を抑えるのではなく、糖などの代謝能力を高めていた。摂取したエネルギーを消費して、体重増を抑えているらしい。
米国で販売されているアルコールとカフェイン入り栄養ドリンク(2010年11月14日撮影)。(c)AFP/Paul J. Richards 【11月17日 AFP】高濃度のカフェイン入り栄養ドリンクを日常的に飲むと、アルコール依存症になって過剰飲酒の習慣に陥る危険性が極めて高くなるとする研究結果が16日発表された。 米メリーランド大(University of Maryland)のアメリア・アリア(Amelia Arria)氏率いる研究チームは、大学生1000人以上を対象にカフェイン入り栄養ドリンクの消費と飲酒に関する調査を行った。その結果、カフェイン入り栄養ドリンクを毎日または週に1度以上飲んでいる学生では、たまにしか飲まない、または全然飲まない学生に比べて、アルコール摂取の量も頻度も多く、アルコール依存症になる確率も高いことがわかった。 さらに、カフェイン入り栄養ドリンクの消費量が多い学
社会派映画をプロデュースするワン… ニュース・フォーカス介護のイメージ変えたくて 映画ケアニンに込めた思い(2019/8/15) ■ひと介護や在宅医療を前向きに伝える映画プロデューサー山国秀幸さん(52) 「介護」の暗いイメージを少しでも変えたい――。そんな思いで映…[続きを読む] いびきや無呼吸に悩んだ娘 半年後に診断、手術を受けて[患者を生きる](2019/8/15) 手術効果や認知症の合併の評価…「治せる認知症」の課題[ニュース・フォーカス](2019/8/14) 耳鳴り、見えないつらさ 「生きる限り付き合う」と覚悟[患者を生きる](2019/8/14) 抗がん剤の脱毛抑える機器、保険適用なく 利用は自費で[ニュース・フォーカス](2019/8/13) 市民の診療データ、匿名化して筑波大に提供へ つくば市[ニュース・フォーカス](2019/8/15) 旧日本統治下のハン
ホットケーキやパウンドケーキを週に1個食べるだけで、幼児ではアルミニウムの取りすぎになってしまう場合があることが東京都健康安全研究センターの調べでわかった。アルミを含む膨らし粉(ベーキングパウダー)が原因らしい。神経系などに影響を与える可能性があり、摂取量を減らす対策が必要としている。 同センターの植松洋子食品添加物研究科長らは、市販されているホットケーキミックス粉6種、クッキー、ドーナツなどの焼き菓子57種など107の製品を検査。ミックス粉3種、焼き菓子27種からアルミを検出した。これらの製品は、膨張剤やベーキングパウダー使用と表示があった。 ミックス粉では1グラムあたり最大0.53ミリグラム、焼き菓子ではパウンドケーキやスコーンで最大0.37ミリグラムだった。この場合、ホットケーキ1枚(粉で約50グラム)にアルミ約27ミリグラム、パウンドケーキ一切れ(約50グラム)で同約19ミリグ
コーヒー浣腸(Coffee enemas)の歴史 現在,書店にならんでいる「健康」という雑誌の表紙に「コーヒー浣腸」という耳慣れない,そしてショッキングな文字を見出すことが出来ます。私はこのことを喫茶MLを通じて知りましたが,はじめて聞いたときには「またしょうもないことを考え出したやつがいるなぁ」程度にしか感じませんでした。 しかし先日,たまたまPubMedで文献を検索していたところ"coffee enema"の文字が目に留まり「これは?!」と思って調べてみたら,意外にも古くからアメリカ〜メキシコあたりで使われていたものであり,医学関係者にもよく読まれているような雑誌にも取り上げられたものであることが判りました(追々説明しますが,もちろんこのことがその有効性を証明するわけではありません) そこで擁護派と思われる「健康」とは独立に,コーヒー浣腸について私なりに調べてみたのが以下の文章です。批
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準となる血圧などの検査値の多くは、日本人男性の場合、腹囲(腹部肥満の有無)に関係なく体重が増えれば悪化する傾向が強いことが、立川メディカルセンター(新潟県長岡市)の調査で分かった。3月には厚生労働省研究班の大規模調査で、女性の腹囲と循環器疾患発症の関連性が低いとの傾向も明らかになり、腹囲を必須とする現在の特定健診のあり方も問われそうだ。今月号の米糖尿病学会誌「ダイアベティス・ケア」に発表した。 調査は、同センターの人間ドックを08~09年に受診し、風邪などをひいていない男性1271人(平均年齢51.6歳)を対象にした。メタボ診断基準の血圧、血糖値、中性脂肪、HDL(善玉)コレステロールと、体重変化との関係を、国内でメタボの主因と位置づける腹部肥満がある群とない群でそれぞれ分析した。 その結果、血圧と血糖値は、腹部肥満の有無に関係なく、体重が
年間3万人を超える自殺を防ぐため、厚生労働省は28日「自殺・うつ病等対策」をまとめた。職場での健康診断で精神疾患も対象とし、企業に取り組みの強化を求める。精神保健医療の充実も含め、法制化を目指す。 国が職場の対策に踏み込むのは異例だ。具体的には、精神疾患がある労働者を把握するため、企業が実施する定期健康診断に項目を加える。一方、企業側が従業員の精神疾患を把握することによるプライバシー侵害や、人事への影響を懸念する声があり、労働者が不利益を受けない方策も検討課題だ。 31日には専門家や労使代表でつくる「職場におけるメンタルヘルス対策検討会」を立ち上げ、法制化を含めた方針づくりを進める。 精神科医や患者、家族ら90人が集まる民間組織「こころの健康政策構想会議」も28日、国を挙げてこころの問題に取り組むための政策提言書と「精神疾患対策基本法案」を長妻昭厚労相に提出した。同省はこれを受け、3
マーガリンやショートニングといった油脂に含まれ、心臓病との関係が指摘されるトランス脂肪酸の摂取量を探る日本で初めての本格調査の結果がまとまった。世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)がすすめる「1日にとる総カロリーの1%未満」という目安を超えて摂取していた人が、30〜40代の女性で3割を超えた。疑われるのは「お菓子」だ。 トランス脂肪酸は植物油を加工した油や、それを使ったビスケットやケーキ、ファストフードなどに含まれる。たくさんとると血中の悪玉(LDL)コレステロールを増やし、善玉(HDL)コレステロールを減らして、心筋梗塞(こうそく)のリスクが上がるとされる。 東京大など8大学のグループが調べた。526の食品ごとに、含まれるトランス脂肪酸の量を国内外のデータを使って検討したほか、国内4地域に住む30〜60代の男女225人に、季節ごとに4日間ずつ計16日間、食事の内容を詳し
20歳代の喫煙者の約7割がすでに「ニコチン依存」の状態にあることが、製薬会社ファイザー(東京都)が実施した1000人規模の調査で分かった。回答者の半数近くが高校卒業までにたばこを吸い始めており、20歳代でも喫煙年数が短いとはいえない状況も浮かんだ。 調査は昨年秋、インターネット上で実施。喫煙している20歳代の男女各500人が回答した。ニコチンへの精神的な依存度を診断するTDSテストを全員に受けてもらったところ、10項目のうち5項目以上が該当する「ニコチン依存症」の割合は70%だった。 吸い始めた時期は「大学生」が44%で最多だったが、高校生26%、中学生16%など計46%が高校卒業までに吸い始めていた。 83%が、学校の授業でたばこの害について学んだことがあり、74%が有害性を「認識していた」と回答した。 吸い始めたことを「後悔したことがある」は52%。ニコチン依存症のグループに限ると64
九州大農学部の佐藤光教授(遺伝子資源開発学)の研究グループは、消化されにくいでんぷんを多く含む新品種米「超硬質米」を開発した。 食べても糖質の3割が消化されないため、ダイエット効果が期待されるという。同大や新潟大など九つの研究機関や企業が「糖質オフ」のうどんやパスタ、パンなどの材料として商品開発を進めている。 米の品種改良に取り組んでいる佐藤教授が、従来品種の「金南風(きんまぜ)」を改良する過程で生まれた。 粒の大きさは金南風の8割前後とやや小ぶりで、重さは60〜65%しかない。炊いても粘りが弱く硬いため、おいしく食べることができなかった。新潟大農学部の大坪研一教授(食品製造学)らと米の成分を分析したところ、一般の米には1%程度しか含まれていない消化されにくいでんぷん「レジスタントスターチ」が、30%も含まれているのが原因とわかった。 一般の米と同じ量を食べても、消化される糖質は7割程度に
米ロサンゼルス動物園(Los Angeles Zoo)で眠るコアラの赤ちゃん。コアラの赤ちゃんは1日に18~20時間も眠る(2007年3月8日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Getty Images/David McNew 【1月3日 AFP】就寝時間が遅い若者はうつ病になるリスクが高いとする論文が、専門誌スリープ(Sleep)1月1日号に掲載された。 米ニューヨーク(New York)のコロンビア大学メディカルセンター(Columbia University Medical Center)の研究チームが、1万5659人の高校生と大学生を対象に調査を行った。 これによると日常的に深夜零時より遅く就寝しているグループは、午後10時までに就寝するグループに比べ、うつ病になるリスクが24%、自殺を考えるようになるリスクが約20%高かった。 また睡眠時間が5時間以下の若者はうつ病にな
42歳、大手経営コンサルティング会社の元課長は、ポロポロと涙を流しながら、自分を責め続けた。この男性の会社は数年前、同業他社と統合。ほどなく、組織再編によって、12年間所属した部門の廃止が決まった。管理職から一般職へと降格を命ぜられたうえ、手塩にかけて育てた部下の人員削減を目の当たりにした。激変する職場環境は男性の心を揺さぶり、眠れない日が続いた。自殺という2文字が脳裏をかすめるようになったのは、それから間もなくのことだった。 これは、企業にメンタルヘルス(心の健康)のカウンセリングサービスなどを提供するピースマインドの相談者の実例である。男性はうつと診断され、会社を休職。現在も治療を続けている。 リーマンショック後に顕著 長引く不況などを背景に、うつ患者は増え続けている。厚生労働省によると、国内のうつ病患者は、2008年に初めて100万人を突破した。 1年ほど前までなら、うつと言えば職場
中根さん(右)の頭髪チェックをする平山院長(左)=名古屋市中区のAACクリニック名古屋 男性型脱毛症(AGA)の進行を抑える医療用飲み薬「フィナステリド(商品名プロペシア)」が承認されて4年。当時、初の「飲む脱毛抑止剤」として広く注目を集めた。現在は、その効果が認知されはじめ、治療を受ける人も増加中だ。「根活(毛根活動)で、婚活(結婚活動)を成功させたい」と、人生の新しいステップに向かう若い男性の姿もある。 「薄毛で失った自信を治療で取り戻すことができた」。運転手の高橋清勝さん(33)=名古屋市南区=は、1年ほど前に頭頂部に10円玉大の脱毛を見つけた。初めは円形脱毛症を疑った。皮膚科を訪れたが原因はわからないまま、瞬く間に頭頂部から前頭部へ広がっていった。 急激な進行に驚き、戸惑う日々。気持ちがふさぎがちになり、人前に出なくなった。たまの外出時は室内でも帽子をかぶって視線を避けた。特
健康を害さない電子タバコを...ってウソだったの? 専用カートリッジをセットし、まるで本物のタバコを吸うような感覚で楽しめることが売りの電子タバコなんですけど、ニコチン含有量の少ないカートリッジを使えば、徐々に禁煙できる効果があるだとか、まったくニコチンが含まれていないカートリッジであれば、喫煙気分を味わいながらも健康を保てるだとかいう宣伝文句には、もしかすると気をつけたほうがいいかもしれませんよ。 まぁ、一口に電子タバコといっても、様々なメーカーから多彩な商品ラインナップで販売されているので、一概に結論づけることはできないんでしょうけど、中には健康に良いどころか、かえって本物のタバコなんかよりもタチの悪い粗悪な電子タバコが出回っているという、気になる調査報告が正式に出され、警告まで発せられてますからね。 ではでは、続きにおきまして、問題の米食品医薬品局(FDA)が発表した最新分析レポート
1 2 3 4 5 うつ一歩手前なのに仕事優先! 「ワーキングうつ」が貧困化する理由 「職場うつ」から休職→退職→再就職困難→生活保護という、「貧困への負のスパイラル」に陥るビジネスマンが急増している。疲れているのに休めない・病院に行けない、自分の心身の不調より仕事を優先する「ワーキングうつ」の人々は特に要注意だ。あなたは「ワーキングうつ」又は「ワーキングうつ予備軍」ではないだろうか? 「仕事が気がかりで、土日もつい出社しちゃうんだ」 「私も。残業を終えて帰宅したあと、自宅のパソコンで作業を続けたりしている」 「なにしろ人手不足ですからね。夏休みも返上かも」 「じつは毎朝会社に来るのが憂うつなんです。でも、休むとみんなに迷惑をかけるから」 都内にあるメーカー企業の喫煙コーナー。タバコを片手に4人の男女がボソボソと話し合っていた。 目が赤く、あきらかに寝不足の営業マン。肌荒れが
すさまじいかゆみで人々を悩ませた害虫「トコジラミ」の被害が各地で増えている。70年代にいったん姿を消したが、今世紀に入って米国などで大発生。直後に日本の宿泊施設や老人施設にも姿を現し始めた。殺虫剤に耐性のあるタイプも出現し、専門家は被害の拡大を警告している。 トコジラミの別名は「南京虫」。髪に寄生するアタマジラミや、ケジラミとは違ってシラミの仲間ではなく、カメムシに近い。夜行性で、アリほどの速さではい回り、人の血を吸う。刺された跡は斑点となり、穴が二つあることが多い。1度目は血を吸われてもかゆみはないが、2度目以降はアレルギー反応で強いかゆみが出るという。 マットやじゅうたん、テレビ、エアコンなど様々な場所に潜んでおり、半年で100〜200倍に増えると推定されている。半年間は血を吸わなくても生き続けることができ、殺虫剤が効かない場合もあり、駆除は困難とされる。 もともと日本には生息し
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