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コードレビュー、修正前コードを残す悪習、構成管理警察のこと - 勘... agnozingdays.hatenablog.com
- コンピュータ・IT
- codereview programming development プログラミング プロジェクト管理
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- 2012/08/17
コードと構成管理の取扱いについて。ソフトウェア開発プロジェクトで自分がプログラミングすることは基本的に無いのだけれども、プロジェクトマネージャとしてはかなりコードに触れるほうだと思っている。最近コードにまつわる興味深いブログ記事をいくつか見たので、これに対して自分の考えを少しまとめてみる。 コ... 続きを読む
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ログハウスの例えとソフトウェアの特性と - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
オーダーメイドのソフトウェアを作るときに困るのは、ソフトウェアの特性を理解していないお客様との対話だ。あたりまえだけれどもお客様自身はソフトウェアを作ったことが無いので一般常識で「できそう」と考えられることと、実際に「できること」の差をうまく説明しないと、もめる。もちろん全ての誤解を解くのは難... 続きを読む
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保守開発者向けのソフトウェア設計書は必要か? - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
前回公開したエントリ「開発者向けのソフトウェア設計書は必要か? - 勘と経験と読経」へのフィードバックで、保守には設計書が必要なのではないか、というものがあった。その点については思うことがある。というわけで、保守という観点でソフトウェア設計書に関する考えをまとめてみた。ソフトウェア構築時に必要... 続きを読む
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開発者向けのソフトウェア設計書は必要か? - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
時々組織の内外で盛り上がるネタの一つに「設計書は必要なのか」談義がある。今回も後輩の一人から設計書不要論がぶつけられてきたので、現時点での個人的見解をまとめておくもの。個人的には、ソフトウェアの設計書は必須でもないし、開発戦略を練る段階で作成するかどうかを決めればいいと思っている。 議論の前提... 続きを読む
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顧客レビューのうまいやり方 - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
お客様から発注されたソフトウェアを請負で開発する場合に悩ましいのが、顧客(発注者)レビューの扱いだ。そもそもソフトウェアの設計をレビューすること自体が難しいアクティビティである。その難易度に加えて、ソフトウェア開発の専門家ではない顧客(発注者)に要求や設計をレビューするのだから、相当難しい。結... 続きを読む
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日本型ソフトウェアファクトリーこそ真の敵 - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
最近ネットで話題になったスライド「ウォーターフォールの歴史」を見ながら、むしろ皆の仮想敵はウォーターフォールではなく、日本型ソフトウェアファクトリーなのではないかと考えた次第。 最近アジャイル界隈でよく聞く話 「自分の現場がウォーターフォールで全然ダメで それをアジャイルなら変えられないかと思... 続きを読む
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イベント「DevLOVE vs スクラム道」に参加して理想のソフトウェア開... agnozingdays.hatenablog.com
釣りタイトルに騙されてついうっかりDevLOVE vs スクラム道というイベントに参加してしまった。詳細なレポートはこちらやこちらを参照のこと。イベントの中で「理想のソフトウェア開発」について何人かとお話したことについて。皆の意見とわたしの意見はまったく違うものだった。 つくらない事 このイベ... 続きを読む
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ソフトウェア開発における将来要件の扱い - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
ソフトウェア開発におけるムダ | Ryuzee.com の記事が面白かった。別にアジャイル開発プロセスに限らず、ソフトウェア開発にはいろいろな無駄がある。身近でときどき出てくる種類のムダとして「将来の再利用性などの要件を折り込む」ということがある(「使わない機能」の一種かもしれない)。「技術的... 続きを読む
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ソフトウェア開発プロジェクトは「負ける」宿命なのか - 勘と経験と... agnozingdays.hatenablog.com
「どうやったらプロジェクトの失敗を防げるか」について話していたら、後輩の一人が面白い事を言った。「システム屋は最初から負けている」。くわしく聞くと、こういうことらしい。 ソフトウェア開発プロジェクトの総予算は早い段階で確定していて、増額は困難である。 早期に全ての要求を見通すことは不可能であり... 続きを読む
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永遠なるソフトウェア工学の諸問題 - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
マイケル.A.クスマノの「ソフトウエア企業の競争戦略」という本の中で紹介されている、1968年(!)に発表された「ソフトウェア工学の諸問題に関するNATO報告書」の内容を知って絶望したことについて。 ちなみに、「ソフトウェア工学」という言葉そのものも、ほぼこのあたりが発祥らしい。つまり、これか... 続きを読む
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前任者の見積りを信用しない - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
他人が担当したプロジェクトを引き継いたり引き取ったとき、私は「前任者の見積り」を信じないようにしている。自分で情報を改めて収集整理して見積もり直してみる。前任者の見積りと大きな差が無ければ問題ないが、差があればマネジメントなどに必要なエスカレーションをして、差を小さくするための作戦を考える。そ... 続きを読む
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開発プロジェクトのリカバリープラン - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
ソフトウェア開発プロジェクトでは、どんな開発方式をとっていたとしてもスケジュール等に遅れが発生することはある(それが人の御業である限り)。そんな時にはプロジェクトを立て直す(リカバリーする)ためのプランを立てて実行することになるが、これをリカバリープランと呼んでいる。リカバリープランを自分で立... 続きを読む
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朝会を進捗会っぽくしない - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
朝会はコミニュケーションの場であって、スクラムマスターやマネージャーへの報告の場ではない。でも、文化や出自の異なるメンバーで行うプロジェクトだと、いつのまにかミニ進捗みたいになってしまう。雰囲気作りも重要だと思うけど、それ以外にやれることはある。 朝会のミニ進捗会化 InfoQ: デイリースタ... 続きを読む
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ソフトウェア見積もりとステップ数のこと - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
そういえば、「100人のプロが選んだソフトウェア開発の名著 君のために選んだ1冊」に「ソフトウェア見積り―人月の暗黙知を解き明かす」が入っていなかったのが気になっていた(「アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~」はちゃんと入っているのに)。 ステップ数見積を... 続きを読む
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ウォーターフォールのほうが楽だという話 - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
わたしはまだ本格的な(?)アジャイル開発をやったことは無いけれども、周りのウォーターフォール脳に比べたらアジャイルプラクティスをプロジェクトに取り込むことが多い(プロジェクトマネージャーの立場で、スクラムマスター的に推進)。いくつかのプロジェクトを終えて、結果を振り返ってみるとチームメンバーの... 続きを読む
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要求開発のホームグラウンドについての考察 - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
要求開発はソフトウェア開発の企画・要件定義向けの方法論ということになっている。しかしわたしはこれが適用できる領域は限られていると考えている(詳細はこちらのエントリを参照)。では、要求開発が適用できる分野はどこか。 要求開発のおさらい 本論に入る前に、いくつか要求開発のエッセンスをさらっておく。... 続きを読む
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上流工程の失敗カタログ - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
他のエントリを書いているところなのだけれど、面白い資料を見つけたので紹介。私は失敗談にこそ学びがあると思っているのだけれども、こんなところに上流工程の失敗カタログがあったのだった。 ダウンロード 「要求開発・管理ベストプラクティスとその体系化の調査研究」(PDF) 「要求開発・管理ベストプラク... 続きを読む
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ソフトウェア開発における多能工の問題 - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
ソフトウェア開発の現場では、特定作業に特化した専門家による分業開発から、個々人が幅広い作業をこなす多能工による開発といった方向に変わりつつある。アジャイル開発プロセスそもそも多能工を前提としている。また、全般的なソフトウェア開発プロジェクトが大規模より中小規模・短工期にシフトしていることが、専... 続きを読む
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朝会は文字通り朝にやれ - 勘と経験と読経 agnozingdays.hatenablog.com
アジャイルではないソフトウェア開発プロジェクトでも一般化しつつあるプラクティスの一つに朝会(デイリー・スタンドアップ・ミーティング、デイリー・スクラム)がある。正しい読み方は知らないけれど、「ちょうかい」ではなくて「あさかい」って言うのが通例のような気がする。要は毎日プロジェクトメンバーが集ま... 続きを読む
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アジャイル手法によって生産性が上がりプロジェクトは成功するか?(... agnozingdays.hatenablog.com
ソフトウェア開発におけるアジャイル手法の適用が話題になっている。生産性が格段に向上した事例や、従来手法に比べて成功確率が上がったというレポートも出ている。では、あなたの(わたしの)プロジェクトにも導入すべき? その判断はちょっと待ったほうがいい。アジャイル手法とウォーターフォール型開発の比較と... 続きを読む