印刷 R・H・ロービア著『マッカーシズム』(岩波文庫)を読んだ。きっかけは作家・佐藤優氏のコラム(サピオ5月16日号)だ。橋下徹大阪市長の政治手法を理解するには、過去のどの政治家と比較すればよいか。佐藤氏の答えは、米国の上院議員ジョセフ・マッカーシー(故人)だった。 1950年代の赤狩り、共産主義者追放の嵐をマッカーシーは主導した。同議員によって「彼は共産主義的だ」と名指された公職者らが次々と職場を追われた。自身が次の標的にされることを人々は恐れた。 反対派は、マッカーシーは米国に画一性を押しつけよ... > このページを見る
最終更新時間:
2012年06月23日23時32分