ゲノム解読から明らかになったカメの進化 | 60秒でわかるプレスリリース | 理化学研究所
ゲノム解読から明らかになったカメの進化 -カメはトカゲに近い動物ではなく、ワニ・トリ・恐竜の親戚だった- 甲羅を背負った「カメ」のかたちはユニークですね。実は背骨の一部で、脱ぐことができないカメの甲羅。昔話に出てきたり、アニメの主人公だったりと、爬虫(はちゅ...
- 学び
- 2013/04/29 08:43
ゲノム解読から明らかになったカメの進化 -カメはトカゲに近い動物ではなく、ワニ・トリ・恐竜の親戚だった- 甲羅を背負った「カメ」のかたちはユニークですね。実は背骨の一部で、脱ぐことができないカメの甲羅。昔話に出てきたり、アニメの主人公だったりと、爬虫(はちゅ...
ポイント カメの祖先はワニ・トリ・恐竜のグループと約2億5千万年前に分かれ進化 特異な形態を持つカメも脊椎動物の「基本設計」を守りながら進化 爬虫類で初めて哺乳類に匹敵する数の匂い受容体を発見、陸上動物最多クラス 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)は、カメ類2種...
ポイント 発話リズムの同調は人間同士のようなゆらぎを持ったリズムに特有な現象 発話リズムが同調するほど、脳波リズムも同調する 脳波リズムを指標としたコミュニケーション障害の改善やロボット開発にも期待 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)は、2者が言語コミュニケー...
ポイント 抱っこして歩くと赤ちゃんの泣く量や心拍数が顕著に低下 哺乳類の仔がおとなしくなり運ばれる「輸送反応」には触覚、固有感覚と小脳皮質が必要 子は輸送反応により親の育児に協力 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)は、哺乳類の子どもが親に運ばれる際にリラックス...
ポイント 白血病幹細胞が発現する分子を狙った低分子化合物の効果を白血病ヒト化マウスで確認 従来の抗がん剤が効きにくいFlt3遺伝子異常を持った悪性度の高い症例に有効 低分子化合物の単剤投与により患者由来の白血病幹細胞と白血病細胞をほぼ死滅 要旨 理化学研究所(野依良...
ポイント マウス脳の神経回路を3次元再構築するコネクトミクスプロジェクトに貢献 ラット、ブタ、サルなど、マウス以外の実験動物、脳以外の器官・組織にも適用可能 既存の生体イメージング技術のギャップを埋める、ヒト病理標本への応用に期待 要旨 独立行政法人理化学研究所...
ポイント 独自の人工塩基対技術で、次世代DNAアプタマー作製に成功 標的タンパク質との結合能力は天然型塩基のDNAアプタマーの100倍以上 診断技術や医薬品としての高機能核酸をつくる新規バイオ技術創出へ道ひらく 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)と理研ベンチャー[1]のタ...
ポイント 「すざく」衛星に搭載した硬X線検出器で10億度超の高温ガスを測定 高温ガスがブラックホールに消える瞬間、急激に加熱されることを発見 ブラックホール存在の直接証明に一歩前進。次期衛星で更なる飛躍へ 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)、京都大学、日本大学、...
ポイント 近視と難聴の合併症を発症する3家系で、SLITRK6遺伝子の変異を確認 SLITRK6タンパク質欠損マウスは網膜の神経回路形成が遅く、近視を引き起こすことを発見 近視や難聴の病態の理解や治療法開発に貢献すると期待 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)は、神経系に発現...
◇ポイント◇ 血管内に投与して脳内の神経細胞だけに遺伝子発現するウイルスベクターを開発 アルツハイマー病モデルマウスの認知機能が野生型マウスレベルに回復 大量に生産する技術の開発や安全性の問題などが解決されれば、臨床応用も 理化学研究所(野依良治理事長)と長崎...
高速根号計算 (fast sqrt algorithm) 概要: C言語のsqrt(float)より精度は若干劣るものの,2倍以上速いsqrtのalgorithm. ググって見つけた物が,非常に面白かったのでまとめておく.精度より速度が求められる場面で活躍する. 参考文献 [1] David Eberly, Fast Inverse Squ...
◇ポイント◇ 素人20人を対象に4カ月にわたる「5五将棋」の訓練 訓練により素早く無意識に次の最善手を考え出す直観的思考能力が上達 訓練前後で大脳皮質の活動は変化しないが、訓練後には尾状核での神経活動が出現 理化学研究所(野依良治理事長)は、将棋の経験がない20人の...
ノーベル生理学・医学賞特別講演会「運命にさからう僕たちの細胞」開催のお知らせ 2012年のノーベル生理学・医学賞は、日本人の科学者山中伸弥教授が受賞しました。これを記念し、山中教授らのノーベル賞受賞研究を紹介する講演会の開催が急遽決定しました。 戎崎俊一(理研基...
Home > トピックス > 山中先生のノーベル賞受賞にあたって理研理事長 野依良治 及び 理研BSIセンター長 利根川進のコメント ○理化学研究所 野依良治理事長のコメント 山中伸弥先生のノーベル生理学・医学賞のご受賞を心よりお祝い申し上げます。日本発のきわめて大きな研究業...
◇ポイント◇ 今回観測した連続6回のアルファ崩壊は、既知の原子核(Bh、Db、Lr、Md)に到達 これまでの3個の113番元素の確認で、Dbの自発核分裂とアルファ崩壊の両方を観測 113番元素命名権を獲得すると、天然および人工元素発見の歴史にアジアで初めて貢献 理化学研究所(野...
3個目の113番元素の合成を新たな崩壊経路で確認 -新元素発見を「確定」する成果で、日本発の元素命名権獲得へ- 「元素周期表に日本発の名前を書き込む」という日本の科学者の夢が、また一歩実現に近づきました。 理研仁科加速器研究センターの森田准主任研究員らの研究グルー...
◇ポイント◇ ヒトの血液中で、24時間周期で増減する代謝産物を複数同定 「分子時刻表」を作り、被験者の血液の代謝産物と照合して体内時刻を推定 体内時計が関わる障害の診断や、治療法の評価への応用が期待 理化学研究所(野依良治理事長)と慶應義塾大学先端生命科学研究所...
独立行政法人理化学研究所(理事長 野依良治、以下「理研」)と富士通株式会社(代表取締役社長 山本正已、以下「富士通」)が共同で開発を進めてきたスーパーコンピュータ「京(けい)」※1は、6月29日に最終的な動作確認試験を終えて完成しました。 「京」はこれから、運用...
◇ポイント◇ fMRI実験により、他人の価値観を理解する脳の仕組みを世界で初めて解明 対人関係障害疾患の解明や社会性を備えたロボットの開発などへの貢献が期待 理化学研究所脳科学総合研究センターの中原裕之チームリーダー、鈴木真介客員研究員らは、fMRI実験※1で計測され...