blogs.yahoo.co.jp:kopheee の新着エントリー
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男のセックスと女のセックスはずいぶん違う パートI - 心の由来:... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
『うまくいかない心』の『身体に表れる心の問題編』では、性機能障害、摂食障害などを主にとりあげていく予定です。 性機能障害の話をする前に、そもそも男性と女性の正常な性機能というのが、おそらく一般にはあまり知られていません。現在でもセックスの話はどこかタブー感があるからでしょうか。 男性と女性は、... 続きを読む
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変えられないものを受け入れる力・・・ - 心の由来:「心」について... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
不安と欲望は、どちらも私たちに対して動物的に突き動かす力を持っている点で似ています。 どちらも「突き動かす力」は動物的に古い脳である辺縁系 limbic system の活動であり、どちらも新しい脳である大脳皮質の前頭前野 prefrontal cortex によって抑制されています。 どちら... 続きを読む
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訓練すれば自制心は強くなれる? - 心の由来:「心」についての身も... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
「わかっちゃいるけど、やめられない。」そんな病的嗜癖・依存症の克服のためには、どうしても自制心 self-control / self-regulationの力が必要です。 自制心は、大脳皮質の前頭前野 prefrontal cortexがつかさどっているらしいことはすでにお話ししました。 前... 続きを読む
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アルコール依存症の治療は、実はけっこう難しい? パートIII - 心の... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
アルコール乱用・依存症に対するMiller先生らの「動機づけ面接 motivational interview」の話題の中で、アルコール関連問題がある人に対して、口うるさくお説教をすればするほど、問題意識を押しつけようとすればするほど、本人は嫌になってしまい「治療」に非協力的になってしまう傾向... 続きを読む
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アルコール依存症の治療は、実はけっこう難しい? パートII - 心の... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
パートIで、アルコール依存症に対する治療法として、やや唐突に出てきた感のある「動機づけ面接 motivational interviewing」とは一体何のことでしょう? 一見すると、この数回の面接しか行わない非常に短期の介入は、それよりもはるかに多くの時間と労力をかける「認知行動療法」や「1... 続きを読む
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脱線話題:犯罪者になるべく生まれつく - 心の由来:「心」について... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
過去の膨大な研究結果から、性格的に「犯罪」あるいは「反社会的行動」を起こしやすい人とそうではない人がいることがわかっています。 こうした、「犯罪」/「反社会的行動」を起こしやすいのはどういう性格の人かというと、基本的に他者への共感性が低く、特に他人のネガティブな感情に対してほとんど全然共感で... 続きを読む
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アルコール依存症の治療は、実はけっこう難しい? パートI - 心の... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
アルコール依存症は、数ある「病的嗜癖・依存症」の中でも最も多く、最も社会に与える影響も大きいこともあって、その治療についても昔からよく研究されてきました。 その結果、わかってきたことは、この問題の治療は実は相当に難しい・・・ということでした。 「お酒なんて、やめるのは簡単だよ。俺なんて何回やめ... 続きを読む
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依存症なままでは早死にしちゃうよ? パートIII - 心の由来:「心」... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
これは、生まれつき身体が大きいとか小さいとか、頭が良いとか悪いとか、運動ができるとかできないとか、注意力・集中力が良いとか悪いとか、そういったことと同じ「ばらつき」です。 生まれつきの能力のばらつきとして、運動ができない子でも、それでも地味で地道な努力を続けて練習を重ねていけば、それなりにでき... 続きを読む
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依存症なままでは早死にしちゃうよ? パートII - 心の由来:「心」... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
- ゲーム・アニメ
- 医療 Eating Disorder Addiction
- 5 users
- 2012/09/16
拒食症、過食嘔吐症、過食症といった「摂食障害 eating disorder」が一種の「病的嗜癖・依存症」だと認識している人は意外に少ないようです。 しかし、摂食障害という症状を維持強化している脳内のメカニズムはその他の「病的嗜癖・依存症」と共通するところもありますし、さらに遺伝的にも症状経過... 続きを読む
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依存症なままでは早死にしちゃうよ? パートI - 心の由来:「心」... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
一般に、アルコール依存症は早死にしてしまうことが多いといわれています。 これはどういう意味か? 普通に考えて、大量にアルコールを摂取し続けているのは、いかにも身体に悪そうです。 アルコールによる脂肪肝、肝炎、そして肝硬変は有名ですし、胃炎や膵炎も引きおこすでしょうし、上部消化管の癌や乳癌のリス... 続きを読む
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アルコール依存症の家族性〜生まれと育ちII - 心の由来:「心」につ... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
アルコール依存症、薬物依存症、そしておそらくそれ以外のほとんどすべての病的嗜癖・依存症(摂食障害、過食を背景にした肥満症、ギャンブル依存、等々)について、そうした「依存症」になりやすい「心の弱さ」とか「依存症性格」といったものは、かなりの部分が遺伝子的要因によって決定づけられている・・・という... 続きを読む
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アルコール依存症の家族性〜生まれと育ちI - 心の由来:「心」につい... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
かなり昔から、薬物依存症もアルコール依存症も、ともにかなり高い家族性があることが知られていました。 実際、薬物依存やアルコール依存の家族歴がない人に比較して、1親等の家族に薬物依存やアルコール依存の人がいる人は約4〜8倍もの確率で薬物依存症やアルコール依存症になってしまうことが幾つもの研究結果... 続きを読む
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病的嗜癖と依存症 〜 イントロダクションIII - 心の由来:「心」に... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
以前に『「私」のなりたち』編の『不安の克服と前頭前野の働き』〜『大人なら欲望をしっかり抑えよう〜前頭前野の力』の部分で、私たちの内側から生じる動物的な欲求、不安、衝動、情動などは「辺縁系 limbic system」という進化論的・発生学的には古い脳の部分から生じ、それをより人間的・社会的に好... 続きを読む
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病的嗜癖と依存症 〜 イントロダクションII - 心の由来:「心」に... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
数ある病的嗜癖addiction・依存症dependenceの中で、もっとも身近(?)で有名なものは「アルコール依存症」でしょう。事実、「アルコール依存症」はかなり身近であり(有病率が高く)、この「疾患」がその人個人の精神的・身体的健康や、その人の家族、そして社会に与える被害が甚大であることも... 続きを読む
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「いじめ」vs「いじめられ」の複雑な要因の話 - 心の由来:「心」に... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
世間では中学校のいじめ自殺(殺人?)事件関連でマスコミはまた妙なもりあがりを見せています。 この重大な問題に注意喚起をするのはいいのですが、どうもマスコミもネット上の噂話好きな人たちも、妙なもりあがりかたをするので困ったものです。 いじめられた人はかわいそうだ。 いじめる側は悪い。 それはそう... 続きを読む
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不幸の重なりに「病気」が生じる〜またしても遺伝要因×環境要因の話 ... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
以前に『生まれと育ち』の中で自殺や自殺関連行動がどのように「遺伝」するのかということをとりあげたことがありました。 自殺や自殺関連行動は「衝動的攻撃性 impulsive aggression」という性格傾向と密接に関連しており、この性格傾向には明らかな家族性があり、その家族性のかなりの部分は... 続きを読む
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Gibbons博士の執拗なる復讐 - 心の由来:「心」についての身もふたも... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
抗うつ薬の中でも比較的新しく、それまでの抗うつ薬に比較して圧倒的に安全性が高いといわれてきた選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRIsは、2000年ちょっと過ぎの頃から、一部の研究結果によって、小児・思春期〜早期青年期のうつ病患者に使用すると、偽薬(プラセボ)を使用した場合に比較して「自殺関連... 続きを読む
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薬の使用と自殺率増加の問題 - 心の由来:「心」についての身もふた... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
しかし、いつだったか『うまくいかない心:うつ病編』で議論したように、抗うつ薬であるSSRIsと自殺との間には、マスコミがヒステリックに騒ぎ立てたほどの関連性はないのです。 それなのに、なぜか特定のSSRIを名指しで取り上げて、ああもヒステリックに騒ぎ立てたのは、何か「大人の事情」が背後にあった... 続きを読む
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「境界性パーソナリティ障害は歳をとれば治る」の誤解を解く・・・・... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
- 科学・学問
- BPD Personality Disorder
- 7 users
- 2012/06/17
ただ、このZanarini先生の研究論文をよく読んでみると、境界性パーソナリティ障害の人たちは歳をとると衝動的な行動が減り、そのために「診断基準」に当てはまらなくなってくる、そのために「寛解した」という表現をしているだけであることがわかります。 実際、抑うつ感・空虚感や対人関係の希薄さのような... 続きを読む
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意図しているわけでもなく、心が/脳がつくりだす症状 パートIII - ... blogs.yahoo.co.jp:kopheee
精神科の領域では「ヒステリー hysteria」あるいは「身体表現性障害 somatoform disorder」の1つに入ってくる同じ疾患が、内科や整形外科、耳鼻科、婦人科、脳外科、など他の科にいくとまた別の病名で呼ばれていたりすることがあります。 その中でも特に有名なのが「線維筋痛症 fi... 続きを読む