映画こんなアニメ映画を細田守監督は作るようになったんだ。『おおかみこどもの雨と雪』鑑賞後、なんだか落ち着いた気分になった。大きな起伏、“転”を経てエンディングを迎えるのだろうという娯楽映画への先入観をあっさりと翻し、しかし爽やかに「彼ら物語はまだ途中」と告げる余韻を残し、終わってしまった。お伽話と現実を結ぶちょっとシニカルだけど、優しい目線。細田守監督の目線がすぐそこにあるような、見つめられている感覚にしばし酔ったといった方が正確かもしれない。よくもまあこんな映画が作れるものだと驚き半分、涙半分だった。色... > このページを見る
最終更新時間:
2012年07月22日23時17分