言わずと知れたポール・クルーグマンの新刊である。 主張はいたってシンプルなものだ。いわく、不況のときに緊縮財政するな。政府は財政赤字なんか気にせずに拡張的な雇用創出政策をやれ。中央銀行はそれを支援しろ――これだけ。 で、この主張を補強するために、金融危機の前史から経緯をふりかえり、アメリカ、ユーロ圏、イギリスなどの現状を概観し、流動性の罠に関する不況の経済学をわかりやすく解説し、清算主義を批判する。とりわけ不況を「道徳劇」として見る発想をくりかえし批判している。 おおよその内容は「道草」で翻訳されているコ... > このページを見る
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2012年07月21日19時00分
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- さっさと不況を終わらせろ
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- 出版社/メーカー:早川書房(単行本(ソフトカバー))
- 発売日:2012/07/19
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- はっ出てたのか。読まなきゃ
- “「借金は早く返さなきゃ後がこわいよね」という素朴な感情” を克服したのが欧州の左派だと思ってたんだが。おかしくなったのは右派や極左との連立が増えた所為なのかね。
- 「主張はいたってシンプルなものだ。いわく、不況のときに緊縮財政するな。政府は財政赤字なんか気にせずに拡張的な雇用創出政策をやれ。中央銀行はそれを支援しろ――これだけ」
- 「主張はいたってシンプルなものだ。いわく、不況のときに緊縮財政するな。政府は財政赤字なんか気にせずに拡張的な雇用創出政策をやれ。中央銀行はそれを支援しろ――これだけ」
- クルーグマンの信念―『さっさと不況を終わらせろ』 - 事務屋稼業 - Gunosy(グノシー):言わずと知れたポール・クルーグマンの新刊である。主張はいたってシンプルなものだ。いわく、不況のときに緊縮財政するな。政府
- 読んだも同然。。
- 「清算主義を批判する。とりわけ不況を「道徳劇」として見る発想をくりかえし批判している」日本にも需要不足なのに無駄遣いをやめれば景気が良くなるって言う清算主義の根性論者が結構いるからなぁ・・・
- まだ手元に届いてないが、読むときにはクルーグマンのスタンスの変化に注意して読んでいきたい。
- 政府や日銀って、何が目的でどんな目標を達成したいんだろう?って思うよね。
- おもしろそうだね。でも書評でなんとなく分かっちゃったな(笑)
- 「不況のときに緊縮財政するな」相変わらず胸がすく正論。しかし日本でクルーグマンを掲げる人が言っているのは「増税するな」ばかりで、財政出動に否定的で社会保障支出も抑制しろという人も結構多いという不思議。
- クルーグマンの信念―『さっさと不況を終わらせろ』 - 事務屋稼業
- 「穏健で物わかりのいいふりをしようとして、基本的には論敵の議論を受け容れてしまうよりも、信念のために立ち上がり、本当にやるべきことを主張するほうがずっといいのだ。」
- うむ。乙です。
- 引用)主張はいたってシンプルなものだ。いわく、不況のときに緊縮財政するな。政府は財政赤字なんか気にせずに拡張的な雇用創出政策をやれ。中央銀行はそれを支援しろ――これだけ。≫ クルーグマンの信念―『さっ