20歳の時に痩せていた女性は、標準の体型だった人に比べて、およそ5倍、妊娠中に糖尿病になりやすいという調査結果を筑波大学などの研究グループがまとめました。 研究グループは「適正体重を維持することが重要で、痩せていることが美しいという認識を変えるべきだ」と話しています。 妊娠中の女性は、胎盤から出るホルモンの影響で、血糖値を下げるインスリンの働きが低下するため、血糖値が高くなることがあり、こうした状態は「妊娠糖尿病」と呼ばれ、高血圧や早産、難産などになるおそれがあります。 筑波大学水戸地域医療教育センターの内科の研究グループが、東京の診療所の協力を得て、妊娠初期の女性600人余りを対象に調べたところ、およそ5%にあたる28人が妊娠糖尿病と診断されました。 そして、身長と体重で計算する肥満指数、BMIを見ると、20歳の時に「18未満」と痩せていた人は、標準だった人と比べて、4.9倍、発症しやす