○東京国立博物館 特別展『台北 國立故宮博物院-神品至宝-』(2014年6月24日~9月15日) 早朝から並んだ「翠玉白菜」を見終えて(見ていたのは10分くらい)展示室の外に出ると、ちょうど正式開館の9:30。ミュージアムショップのシャッターが開いたので、本館を通り抜けて平成館へ向かうことにする。 平成館はすでに混み合っていた。白菜をあきらめて、こっちに回った人たちも多かったのではないかと思う。冒頭は西周時代の青銅器・散氏盤。先日、NHKスペシャル『シリーズ故宮』全2回でも取り上げていたけど、日本人的には、ちょっと地味だと思う。でも書道をやっている人には嬉しいのかな。 いきなり目が吸い寄せられたのは、汝窯の水仙盆こと『青磁楕円盤』。きゃああ、これ来たのね!ほんとに来たのね!と感無量。風流天子・徽宗に鍾愛され、清の乾隆帝が底面に御製詩を刻ませた。図録の解説を見たら「手にとると、ふわっと軽い」