そう吐き捨てるのは、「天使レイ」の源氏名を使うホストだ。歌舞伎町のホストクラブの世界を描いた漫画『星屑の王子様』のキャラクターだが、こうした非倫理的な理念は決して漫画の世界だけのものではないという。 4月下旬、歌舞伎町のホストクラブに勤務する男が売春防止法違反で逮捕された。源氏名は「森のくまさん」。女性客に“立ちんぼ”行為をそそのかした疑いがかけられている。この男のほかにも、1月には女性客をソープランドで売春させたとして元ホストの男が売春防止法違反容疑で逮捕。スカウトの男やソープランドの経営者ら計13人が捕まるなど、騒動となった。 ネオンの裏側はどうなっているのか。元キャバクラ嬢で、『星屑の王子様』を発売した漫画家の茅原クレセさんに歌舞伎町の実態を聞いた。 * * * ――キャバクラを題材にした『ヒマチの嬢王』に続いて、夜の街をテーマにした作品を描いています。茅原さんはどうして夜の