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「興味本位でおこなった」 NHKの情報管理体制を揺るがす大事件を引き起こしたのは「暇アノン」だったのか。 11月28日、X(旧ツイッター)に、インフルエンサーの暇空茜氏が「タレコミがありました」と書き込んだうえで、ファイルを共有するサービス「ギガファイル便」を使って、とある文書を公開した。 その中身はNHK内部で共有されている企画書と、企画に関するインタビューを文字起こしした取材メモ。ネット上の誹謗中傷問題について、過去に加害行為を行っていた男性に話を聞いて実態に迫るといったもので、メモには男性の名前や職業といった個人情報も含まれていた。 センシティブな社会問題において、取材源を秘匿すること、あるいは取材源が外に漏れないようにすることは、ジャーナリズムの基本である。NHKがその基本を踏み外したわけで、世間は騒然となった。 NHKは今回の事態を受けて社内調査を実施。 その結果、NHK子会社が
先日、17年ぶりとなる百鬼夜行シリーズ『鵼の碑』を刊行したばかりの小説家・京極夏彦さんと、『出禁のモグラ』が好評の漫画家・江口夏実さんの対談が『モーニング』誌で実現。現代ビジネスでは、『モーニング』誌に掲載しきれなかった内容を追加し新たに構成。お互いの作品へのリスペクトやミステリへの思い、大きな影響を受けたという水木しげるへの思いなどをたっぷり語ってもらった。 寝ずに描いていた頃、京極先生から頂いたコメントが励みになりました(江口) ーー今日が初対面と伺いましたが、以前、お互いの作品にコメントを出されたこともありますよね? 江口 私が京極作品のファンなので、担当さんがコメントをお願いしてくれたことがあります。 京極 ああ、ありましたね。あれは『鬼灯の冷徹』の単行本がまだ4~5巻くらいしか出ていない時期じゃなかったですか? 江口 かなり初期の頃ですね。7巻の広告につけました。コメントを頂ける
アメリカによる支配はなぜつづくのか? 第二次大戦のあと、日本と同じくアメリカとの軍事同盟のもとで主権を失っていたドイツやイタリア、台湾、フィリピン、タイ、パキスタン、多くの中南米諸国、そしていま、ついに韓国までもがそのくびきから脱し、正常な主権国家への道を歩み始めているにもかかわらず、日本の「戦後」だけがいつまでも続く理由とは? 10万部を突破したベストセラー『知ってはいけない』の著者が、「戦後日本の“最後の謎”」に挑む! ※本記事は2018年に刊行された矢部宏治『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』から抜粋・編集したものです。 政治三流、経済一流、官僚超一流 私は1960年(昭和35年)という昭和中期の生まれなのですが、日本が高度経済成長の真っただ中にあった子どものころ、よくこんな言葉を耳にすることがありました。 「政治三流、経済一流、官僚超一流」 つまり、自民党の政治家は
日本の教科書に書かれた「世界四大文明」という言葉。じつは「学説」ではないことはあまり知られていない。 「四大文明」という言葉が長年一人歩きし、「世界に最初に生まれた4つの文明」というイメージが広く定着している。だが、じつはほかにも文明は生まれていた。 日本に流布している「世界四大文明」史観を脱構築していこう。 【※本記事は、青山和夫編『古代アメリカ文明 マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像』(12月14日発売)から抜粋・編集したものです。】 「四大文明」と言ったのは、口調がいいから 日本の読者にとっては、「世界四大文明」(メソポタミア、エジプト、インダス、黄河)は耳慣れている言葉であろうが、じつは学説ではない。考古学者の江上波夫が普及させた教科書用語である。 それは、江上が関わった山川出版社の高校教科書『再訂世界史』に1952年に登場した特異な文明観であり、欧米には存在しない。なお「四大
先日、17年ぶりとなる百鬼夜行シリーズ『鵼の碑』を刊行したばかりの小説家・京極夏彦さんと、『出禁のモグラ』が好評の漫画家・江口夏実さんの対談が『モーニング』誌で実現。現代ビジネスでは、『モーニング』誌に掲載しきれなかった内容を追加し、新たに構成。お互いの作品へのリスペクトやミステリへの思い、大きな影響を受けたという水木しげるへの思いなどをたっぷり語ってもらった。 中編はこちら:京極夏彦が語る『鬼灯の冷徹』、地獄で一番強いキャラより愛おしいキャラとは? 水木先生を通っているか、通っていない派かで分かれると思います(江口) ーーおふたりは水木しげる先生の影響下にあることを公言されています。 京極 そりゃあねえ。もうどうしても抜け出せないですよね。 江口 たぶん妖怪を好きな人って水木先生を通っているか、通っていない派かで分かれるくらい重要なことだと思います。 京極 僕よりずっと上の方だと通ってい
2023年11月28日、NHK史上最大ともいえる情報漏洩が発生しました。放送前の番組の企画書と、インタビュー起こしの全文あわせて19ページもの内部資料がインターネット上のファイル共有サイト上に“流出”。著名なインフルエンサー、暇空茜氏によって拡散されてしまったのです(投稿は3233いいね、239万インプレッション、12月5日時点)。今回は、この不祥事についてNHKや一般メディアが報じない裏側について元職員の視点から解説します。 前編記事『元NHK職員が明かす…「暇空茜」氏への「情報漏洩問題」の報じられない「裏側」〈TBS「オウム真理教ビデオ問題」に匹敵する不祥事〉』 なぜテロップ担当者が機密情報を閲覧できたのか? NHKの発表と各社の報道によれば、今回はニュース等のテロップ作成を担当していた、子会社に所属するスタッフが流出させたとのことです。敢えて社名は出しませんが、私も日常的にお世話にな
常態化した裏ガネづくり 東京地検特捜部が自民党に、猛禽のように襲いかかっている。 臨時国会が閉会する12月13日以降は、派閥パーティー券の裏金疑惑で各派閥の会計責任者、会長・事務総長経験者、キックバックを受け取った所属議員、パーティー券を購入した側の政治団体幹部などの事情聴取が、いよいよ本格化する。 疑惑の中心は最大派閥の安倍派だ。所属議員に当選回数やポストに応じてパーティー券販売のノルマを与え、ノルマを超過した議員に対してはその分をキックバック。派閥も議員側も報告書に記載していないので完全な裏ガネだ。判明しているだけで10人以上が裏ガネに関与し5年間(18~22年)でその総額が1億円以上という。 悪質さに軽重はあるものの、既に二階派の不記載も判明しており、特捜部の捜査は5派閥全てを視野に入れたものになる。 そもそも摘発のきっかけは、5派閥が18~21年の収支報告書にパーティー券収入を約4
不正経理や“捏造報道”などNHKでは不祥事が続いていますが、2023年11月28日、NHK史上最大ともいえる情報漏洩が発生しました。放送前の番組の企画書と、インタビュー起こしの全文あわせて19ページもの内部資料がインターネット上のファイル共有サイト上に“流出”。著名なインフルエンサー、暇空茜氏によって拡散されてしまったのです(投稿は3233いいね、239万インプレッション、12月5日時点)。今回は、この不祥事についてNHKや一般メディアが報じない裏側について元職員の視点から解説します。 「取材源の秘匿」が打ち砕かれた衝撃 今回の事案を私が知ったのは、とある新聞記者の方からの電話でした。「公開された文書が本物か見立てを教えて欲しい」というのです。 見た瞬間に本物だと直感しました。レイアウトやフォントなど、私が見慣れた「報道情報端末」からプリントアウトされたものだったのです。この「報道情報端末
いまの日本語につながる「おおもとの言葉」 木村紀子の新書『地名の原景』(平凡社新書)にはサブタイトルが「列島にひびく原始の声」とついていて、このサブタイトルが実に言い得て妙である。 古く、ヤマトに王権ができる以前の、この列島の人たちの言葉について、いろいろ考えをめぐらした書物である。 日本語そのもの、ないしは、文献以前のこの国の姿について興味ある人には、めちゃめちゃおもしろい本だとおもう。 本書で扱っているのは、「いまの日本語につながるおおもとの言葉」についてである。 万葉集を始めとして、日本書紀や古事記、風土記などの、もっとも古い日本語の文を読み解くことによって、さらに古い時代の言葉を探ろうとしている。 それはたとえば「野(ノ)」「山(ヤマ)」「川(カハ)」「海(ウミ)」「原(ハラ)」という言葉はどこから来ているのか、どういう感覚でそう呼ばれるようになったのか、そういうことを探るところか
浮き彫りになる大量廃棄問題 三井不動産株式会社は、千葉県木更津市に服の再生を応援する実験的ファッションテーマパーク「KISARAZU CONCEPT STORE」(運営:双日インフィニティ(株)、プロデュース:(株)スマイルズ)を、今年の6月にオープンさせた。 もともと目の前にある三井アウトレットパーク木更津の駐車場だったスペースに敷地面積約7,300㎡に延床面積約3,000㎡、店舗面積約2,460㎡に地上2階建ての施設を作った。参加企業も約100社と国内の大手アパレルメーカーから、ハイブランドやデザイナーブランドを含め1万~3万点を揃えブランドを区切らず、テーマMDでアピールする。 この新施設の最大の特徴は、入場料を徴収するところにある(但し中学生以下は無料)貢献度を意味するContributionからネーミングしたコントリという取り組みは、提示される3つの協賛先から選ぶ仕組みで、ちょっ
エンジェリックバスターの指 今日の韓国社会を貫くキーワードを挙げるとすれば、「嫌悪(ヘイト)」は欠かせない。韓国人自らが「大嫌悪時代」と自嘲する韓国社会では、「南北対立」よりも「南南対立」が深刻になって久しい。 進歩vs保守、男性vs女性、会社vs労組、正規職vs非正規職、老人vs青年などなど、韓国社会全般を分断と対立に追い込む「嫌悪」は、匿名性が担保されるインターネット空間を中心に広がり、社会的共存を脅かしている。 そんな中でも、最近勃発した、オンラインゲーム会社「NEXON korea」をめぐる男性嫌悪vs女性嫌悪の議論は、韓国の若い世代の深刻なジェンダー対立を象徴的に示している。 NEXONは、ソウル大学でコンピューター工学を専攻した故・金正宙(キム・ジョンジュ)氏によって1994年に設立されたオンラインゲーム会社だ。2011年、韓国ではなく日本の東京証券取引所で上場に成功したが、持
広州モーターショーで「日本車の周回遅れ」が決定的に…! 4月の上海の“驚き”を“諦め”に変えた「3つの潮流」 世の中には、楽観論者と悲観論者とが存在する。眼前のコップの水が半分になった時、楽観論者は「まだ半分残っているさ」と笑い、逆に悲観論者は、「もう半分しかない」と嘆く。 一般に政治家というのは、腹の中は悲観論者でも、表向きは楽観論者の如く振舞う。逆にジャーナリストは、根は楽観的な人間でも、やおら悲観論を開陳して、世に警鐘を鳴らすものだ。 というわけで、今週のコラムは、ジャーナリスト特有の悲観論と思って読んでもらって構わない。何の話かと言えば、クルマであるーー。 世界の自動車市場の趨勢 先月17日から26日まで、第30回広州モーターショー(第20届広州国際汽車展覧会)が開かれた。広東省の省都・広州は、「中国のデトロイト」と言われる自動車産業の集積地で、トヨタ・日産・ホンダの「日本車ビッグ
宝塚歌劇団「いじめ疑惑」を否定する幹部たちの深層…初心を忘れ、いつしか「お金儲けのビジネスの対象」に変わった 不十分だった歌劇団側の対応 『電車のおじさん』ーー11月22日の朝日新聞の記事で、この言葉を見つけた時は、“やっぱり”と思った。 宝塚歌劇団を運営する阪急電鉄の社員が、宝塚歌劇団に出向して組付のプロデューサーになるのだが、そのプロデューサーについて、一部の生徒(宝塚歌劇団は劇団員のことを“生徒”と呼ぶ)は、“外から来たよそ者”としてこう呼ぶのだという。 今回の宝塚歌劇を巡る一連の問題が連日メディアで大きく報じられる中で、今回の背景事情を考える上でのキーワードの一つは、阪急電鉄から来た『プロデューサー』だと思う。 今年9月、宝塚歌劇団宙組の研7(研究科7年生。2年間の音楽学校を卒業して歌劇団入団7年目)の25歳の生徒が、自宅マンションの敷地内で死亡しているのが見つかった。警察は状況か
能力は高いのに、成果はあがらず出世もできない……。世の中には「頭のいい凡人」が数多くいると、1万人以上のビジネスパーソンを見てきたコンサルタントで、著書に『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』がある安達裕哉氏は指摘する。そんな安達氏に、「頭のいい凡人」になってしまう5つの原因を教えてもらった。 「頭のいい凡人」とはどのような人か? 世の中には、「頭のいい凡人」が数多くいる。私の経験では、大企業、役所や研究所、公認会計士などの士業の方々にも多数存在していたように思う。 「頭のいい凡人」とは、次のような人々だ。 ・学歴は概ねよい。有名校を出ている人も多数 ・話をすると鋭さや、頭のよさを感じる ・会社ではそれなりに出世するが、部門長やトップにはなれない ・世に聞こえるような突出した成果をあげているわけではない 「頭のよさと、成功は別物だ」と言う人がいるが、まさにその通りだと思う。
デジタル庁が発足して2年以上たつが、脱印鑑は、進んでいない。それどころか、アナログとデジタルの手段が入り乱れて、事態は悪化している。デジタル庁の存在意義を見直すべきではないか? その昔、「脱印鑑」と言われたことがあった 「脱印鑑」ということが言われたことがある。ずいぶん昔のことだったような気がするので、おそらく、ほとんどの人は忘れてしまっただろう。 そこで改めて説明すると、コロナ禍において在宅勤務が奨励されたが、書類に印鑑を押す必要がある。それだけのために出社しなければならないという事態が頻発して、印鑑を廃止しようという声が高まったのだ。 印鑑が無意味だとは、多くの人がそれまでも日々の仕事の中で嫌というほど感じさせられていたことだ。 印鑑といっても、誰でも手に入る三文判。それを押したところで本人証明にはならないと思うのだが、しかし、規則なので、それがないと書類を受け取ってもらえない。受け取
世界から見た「日本経済」の今 英誌「The Economist」。世界で最も影響力がある週刊誌である。その最新11月18‐24日号に掲載された日本経済についての2本の記事が、かくも本質を衝いているのには舌を巻きました、と首相官邸幹部からメールを頂いた。 早速、エコノミスト誌を購入して読んだ。同誌の英語は他の英文媒体と比べて難しいというのが定評であるが、当該記事の英文は平易であり、英語に不案内な筆者でも概略を掴むことができた。それでも助っ人として和訳アプリDeepLの助けを借りて再読した。 短文記事「Will Japan rediscover its dynamism? - Rising prices and animal spirits give it a long-awaited opportunity(日本はダイナミズムを再発見できるか?物価上昇とアニマルスピッリツが待望のチャンスをも
阪神優勝パレードで記念品を「メルカリ出品」した大阪府職員の告白がヤバい「タダ働きの代償です。吉村知事、何か文句あります?」 パレード終了後にジャンパーと帽子をメルカリで 大阪府と大阪市は、パレードに合計2500人のボランティアを投入した。兵庫県は「休日出勤」として職務として職員を募集したのとは対照的だ。吉村知事は、SPと職員に囲まれてパレード会場から意気揚々と引き上げた。 このパレードが終わるやいなや、ボランティアとして参加した大阪府の職員・Yさんは、無償で提供された、阪神とオリックスのロゴに《VICTORY PAREDE》と背中に入る、白のスタッフジャンパーと帽子を丁寧にたたんで、あらかじめ用意していたバックに詰めていた。 府職員のYさんはこのジャンパーと帽子をメルカリで転売した。Yさんの話を聞こう。 「吉村知事は公務で、パレードに参加しています。しかしこちらはボランティアで交通費もラン
阪神優勝パレードで記念品を「メルカリ出品」した大阪府職員の告白がヤバい「タダ働きの代償です。吉村知事、何か文句あります?」 ドヤ顔の吉村知事 11月23日、阪神タイガースとオリックスバファローズの優勝パレードが大阪と神戸で開催された。大阪府の吉村洋文知事は「阪神タイガース38年ぶり日本一、おめでとうございます。いやめでたいですね」と「ドヤ顔」でスピーチした。 だがパレードの「場外」では、吉村知事に対して批判が渦巻いていた。パレードの冠に《兵庫・大阪連携「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード」~2025 年大阪・関西万博 500 日前!~》とつけて、万博のPRに「政治的利用」をしたこと、さらには大阪府の職員をボランティアで「ただ働き」させた、パレード費用をクラウドファンディングで募ったものの目標額が集まらなかった……。 そうした批判に対して、吉村知事は囲み会見でこう反論し
ウイルスや細菌などの病原体がどのように感染を起こして、からだはどのようにして、それらの病原体に対抗しているのか。病原体から体を護る「免疫」の気になる働きとしくみをご紹介していきます。 今回は、脳神経系と免疫系の関係についての解説をお届けします。一見、関係がないように思える生体システムですが、じつは両者には密接な関係があったのです。 *本記事は、ブルーバックス『免疫「超」入門』から、内容を再構成・再編集してお届けします。 深いつながりのあった2つの生体システム 脳神経系と免疫系。一見まったく関係がないと思われがちな2つの生体システムですが、実は深いつながりがあることがわかってきました。 「病は気から」といいます。例えばストレスを受けると、主にアドレナリンや副腎皮質ホルモンによって免疫細胞は抑制を受けます。逆に、免疫が脳神経系の病気に大きな影響を与えることもわかってきました。 脳神経系の病気と
メルケル前首相の暴走 前ドイツ首相のアンゲラ・メルケルは、1990年10月の東西ドイツの統一の後、12月に行われた新生ドイツの初めての総選挙で初当選した。選挙区はバルト海に面した風光明媚な過疎地で、それまで氏の知らない土地だった。 この田舎町での選挙の詳細については、ラルフ・ゲオルク・ロイトとギュンター・ラッハマン共著『アンゲラ・Mの初期の人生(Das erste Leben der Angela M) 』に詳しいが、ここに記されていることが本当なら、若きメルケル氏は、東独の男たちの画策した大胆なトリックによって、涼しい顔で政界デビューを果たした可能性が高い。興味がおありの方は、拙著『メルケル 仮面の裏側』を参照されたい。 2005年、ドイツ首相にまで上り詰めた後の氏の政治は、最初のうちこそ慎重だったものの、権力の伸長とともに独断的になり、時には法律さえ無視した。それらのうち後々までの影響
パフォーマンス政治を筆鋒鋭く批判 経済誌の業界で「エース」として知られる記者が、次期衆院選に出馬するという。 岡田悟氏(39)。 1984年、大阪府堺市生まれの岡田氏は、2006年に関西学院大学(西宮市)を卒業後、「毎日新聞」の記者となり、秋田支局などを経て、東京本社の経済部に勤務。13年に、経済誌「ダイヤモンド」編集部(ダイヤモンド社)に移籍し、以降10年にわたって金融・証券業界やゼネコン・不動産業界、年金制度などを取材。「週刊ダイヤモンド」や「ダイヤモンド・オンライン」で記事を執筆してきた。 その一方で、岡田氏は、「小池都知事『5つの小』呼びかけ当日に会食の言行不一致【スクープ】」(ダイヤモンド・オンライン 20年12月4日付)、「コロナ病床『増床は限界』でも感染拡大の失敗を認めない小池知事」(同 21年1月9日付)、「【スクープ】大阪カジノの土壌対策、オリックスら『ディズニーランドが
数々の死を見てきた諸葛孔明「率直な感想は、生きているうちに語ってこそ」人生二周目の言葉の重み ドラマ『パリピ孔明』第10話最速解説 こんにちは。ニッポン放送アナウンサー、箱崎みどりです。 普段は、ラジオ局・ニッポン放送で、「伊集院光のタネ」や「うどうのらじお」の中継などを担当しています(ラジオのAM1242/FM93や、radikoでお聞きいただけます!)が、私は、三国志が大好きで、講談社現代新書から『愛と欲望の三国志』という本を出しています。 拙著『愛と欲望の三国志』では、日本での三国志の歴史をご紹介しています。日本人の三国志愛は、江戸時代に爆発して、パロディ小説などが多数出版されました。中には、『パリピ孔明』のご先祖様とも言えそうな、江戸に来て吉原で遊ぶ孔明のお話も。奇想天外なアナザー孔明に会いたくなったら、ぜひ拙著をご覧ください。 さて、前回の『パリピ孔明』では、前園ケイジと英子陣営
フィギュアスケート五輪2連覇の羽生が、8月4日の結婚報告からわずか3カ月、11月17日にX(旧ツイッター)で離婚を報告。 その理由を「一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道」と説明した。 たしかに、羽生氏が結婚を発表したときは、メディアの追跡取材がいき過ぎていると感じたこともあった。 しかし、羽生サイドに悪質な取材をつづける利点はほとんどない。 【前編】『「羽生結弦」に付きまとっていたのは「ほんとうにメディア」なのか…関係者が語る「離婚理由」への違和感』 「いい写真」が撮れても成功報酬は少ない そうなると「許可のない取材や報道」をするのは過激なスクープで売る週刊誌や一部のネットメディアぐらいになってくるが、昨今は出版不況の影響で張り込み取材に出す人員は決して多くはない。 よほど大きなスキャンダ
ほんとうに「メディア」のせいなのか 羽生結弦の離婚理由には懐疑的だ。 「許可のない取材や報道」が理由だというのだが、25年の記者仕事をしてきた筆者の知る限り、ここ最近そこまで熱心な張り込みや押しかけ取材が続いていた話や依頼を聞いていなく、張り込み取材などをするタイプのメディア複数に聞いてみたが、該当した媒体はなかった。 フィギュアスケート五輪2連覇の羽生が、8月4日の結婚報告からわずか3カ月、11月17日にX(旧ツイッター)で離婚を報告。 その理由を「一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道」と説明した。 「このような状況が続いていく可能性と、一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしい
創立記念日である11月18日に突如公表された池田大作名誉会長の逝去。享年95。毀誉褒貶の激しいカリスマは、「怪物」か「聖人」か。その生涯や教えに多角的に迫る。そして公明党の行く末やいかに。 1つめの記事『「内閣総理大臣になりたかった」池田大作はなぜその夢を断念したのか...その「意外な理由」』より続く。 「池田大作氏は死してなお生き続ける」 佐藤優(さとう・まさる)、作家、元外務省主任分析官/'85年、外務省に入省。ロシア大使館、国際情報分析第一課などで情報活動に従事する。'02年に背任容疑で逮捕。『創価学会と平和主義』など著書多数 創価学会の池田大作名誉会長が亡くなった。私は直接会ったことはないが、彼が書いた「テキスト」には長年向きあってきた。『池田大作研究 世界宗教への道を追う』(朝日新聞出版)を書いたこともあり、一つの時代を画することになったという感慨がある。 注目すべきは原田稔会長
いくらでも働かせることができて、残業代も必要ない…恐怖の「名ばかり役員」にされないために知っておきたいこと いちサラリーマンから役員へ就任…本来なら喜ばしい出来事だが、もしもその役職が「名ばかり」のもので、これまでどおりの業務をやり続けるのだとしたら? 〈30歳サラリーマンが絶句、「役員」になっても仕事は変わらず〈業務量増加〉〈残業代や手当はつかず〉…じつは「名ばかり役員」に?〉では社長から取締役への打診を受けたシステムエンジニアA村さん(30歳)の事例を紹介した。「取締役として経営に参画してみないか?」という言葉に心を動かされ取締役に就任したものの、実際にはシステムエンジニアとしての業務が激増しただけで、経営の話など一切できない。おまけにどれだけ残業、休日出勤しても、もらえるのは定額の役員報酬だけ。A村さんは取締役を辞め退社することを決意したのだが……。 このようなケースは、役員と言って
「悪いことはしていないのだけどな」 メディア各社による世論調査の数字が思わしくない岸田政権だが、11月26日に公表された日経新聞とテレビ東京の世論調査では、岸田内閣の支持率は前回比3ポイント減の30%と、かろうじて3割を維持した。とはいえ、「政権に好意的な数字が出る」と言われる同調査でさえ、不支持率も3ポイント増の62%だから、「嫌われ傾向にある」ことは変わりない。 それにしても、なぜここまで岸田文雄首相は国民に嫌われるのか―。岸田首相が善意を持ってやろうとしていることがことごとく、裏目に出ている印象だ。 たとえば10月20日に始まった臨時国会の所信表明で、岸田首相は税収の上振れを「国民に還元する」と宣言し、減税措置と非課税世帯への助成金支給を表明したが、「増税メガネ」の渾名が消えることはなかった。 「悪いことはしていないのだけどな」 11月21日付けの朝日新聞は、岸田首相が内閣低支持率を
どうすれば「増税メガネ」を支持できるのか 経団連(日本経済団体連合会)の十倉雅和会長(73)が、岸田内閣の支持率が20%台にまで急落し散々の結果となっている事について、こう発言されました。 「なぜこれで支持率が上向かないのか私も不思議だ」 なんともウンザリするお言葉です。この十倉発言こそが「不思議」と言わざるを得ません。 所得倍増をするぞ! 新自由主義と決別するぞ! と言って総理になったくせに、総理になった途端、一切そんな事を口にしなくなる「嘘つき」をどうやれば支持できるというのでしょうか? アメリカの言いなりになって防衛費の倍増を即決し、その財源については財務省の言いなりになって「防衛増税」を即決するような「シャバ増総理」を、どうすれば支持できるというのでしょうか? 国民のために減税するのだと息巻いておきながら、財務省の顔色を窺って、結局はたった4万円の定額減税を来年6月にやるだけで、そ
2億円の豪邸を放置 渡米から2年にわたって住み続けたマンハッタンの高級マンションから、ついに引っ越すと報じられた小室圭さん(32歳)・眞子さん(32歳)に異変が起きている。 「実は10月の中旬以降、どのメディアも小室夫妻の姿を確認できていません。どこに雲隠れしたのか、まさに『行方不明』なんです」(在米ジャーナリスト) これまで2人が住んでいた部屋の契約期間は11月中旬で満了しており、21日からは新しい住人が入居できる状態になっている。すでに小室夫妻が退居しているのは確かだが、その後の行き先がまったくわからないのだ。 いったいどこへ消えたのか。一部のメディアは、マンションを引き払った小室夫妻が、ニューヨーク郊外の2億円の大豪邸に引っ越すと報じていた。しかし2人はそこにも現れていないという。近隣住民が明かす。 「少し前まで作業員が何人もやってきて、建物の隅々まで念入りに下調べしていました。てっ
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