サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
おすすめのSF小説
kotobank.jp
どんな感染症か ポックスウイルス科、オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルスが原因で、感染動物との接触が主な感染経路です。自然宿主(しゅくしゅ)はアフリカのリス属や他の齧歯類(げっしるい)(サバンナオニネズミ、アフリカヤマネ)で、ウイルスが検出されています。プレーリードックは感染すると発症してヒトへの感染源となります。サルは最も感受性が高く、感染すると天然痘(てんねんとう)様の症状が現れます。 日本にはウイルスがいないため患者の発生はありませんが、米国では2003年にアフリカからの輸入齧歯類を介してウイルスが持ち込まれ、71名の患者が発生しました。 また、アフリカのコンゴ民主共和国では、毎年100名以上の患者が発生していると考えられています。「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症法)では4類感染症に分類されます。 症状の現れ方 7~21日(平均12日)の潜伏期間の
ウクライナのEU加盟問題からロシアによるウクライナの国家主権及び領土侵害に発展した国際的危機をめぐる諸問題。〔ヤヌコーヴィッチ政権の崩壊〕 2013年11月,ウクライナのヤヌコーヴィッチ政権はEUへの加盟手続きを断念。ヨーロッパへの統合を求める野党側が強く反発し抗議活動を始めた。2014年に入り,政権によるデモ規正法の制定を機に抗議活動は一気にエスカレートし危機的状態となった。野党側は大統領辞任を求めて徹底抗戦の構えを鮮明にした。ヤヌコーヴィッチ大統領は2013年12月,EUへの加盟手続きを断念する見返りにロシアから150億ドルの融資と天然ガス価格の3割値下げを取りつけていた。しかし,その後ロシアのプーチン大統領はヤヌコーヴィッチ大統領が野党側に譲歩したことに不快感を示し,150億ドルの融資のうち2回目の20億ドルの供与を差し止めた。しかし,ヤヌコーヴィッチ大統領は2月7日ソチオリンピック
学問や技能が深まると、他人に対してますます謙虚になることのたとえ。 [使用例] 特等病棟の吉川先生の髪をからしていただいたけどね。本当にやさしいりっぱな先生だね。稔るほど頭のさがる稲穂かな、って言うけど、そんな感じがするわよ[遠藤周作*わが青春に悔いあり|1974] [解説] 「俳諧・毛吹草」に「ほさつみがいればうつふくにんげんみがいればあをのく」(「ほさつ」は菩薩で、米のこと)とあり、稲が実ってくると穂を垂れるのに対し、人間のほうは地位が上になるほど態度が大きくなり、人に頭を下げたりしなくなるの意。この観察を一歩進め、じつは本当に内容のある人間は、中身が充実するほど謙虚になってほしいと願いながら、表向きはあくまで稲穂の描写として、五七五の形式で表現したのがこのことわざでしょう。稲は身近な作物であり、米が実れば大きな価値を生じるから、比喩として説得力があります。
今日のキーワード 故事成語の世界の動物たち 故事成語の世界で最も活躍している動物は、おそらく馬でしょう。「人間万事塞翁が馬」や「死馬の骨を買う」のように、「馬」という漢字が含まれているものもあれば、「驥尾に付す」のように「馬へん」の漢字を含むも...
味方することや、賛成することのたとえ。 [使用例] 人たる者は常に同位同等の趣意を忘るべからず。〈略〉右は百姓町人に左袒して思うさまに勢を張れと云う議論なれども[福沢諭吉*学問のすすめ|1872~76] [由来] 「史記―呂りょ后こう紀」に描かれたエピソードから。紀元前二世紀、前漢王朝を樹立した劉りゅう邦ほうの死後、皇后の呂氏の一族が実権を握り、天下を奪おうとしました。劉氏を守ろうと考えた周しゅう勃ぼつは、呂后が亡くなったのをきっかけに、巧みに軍隊の指揮権を掌握。兵士たちに向かって、「呂氏の為にする者は右袒せよ、劉氏の為にする者は左袒せよ(呂氏に味方する者は右の肩を肌脱ぎにせよ、劉氏に味方する者は左の肩を肌脱ぎにせよ)」と呼びかけたところ、全員が左袒しました。彼らの活躍によって呂氏の一族は滅ぼされ、前漢王朝は無事に存続することになったのでした。
肘掛けのない坐具。平安時代には胡床 (あぐら) ,床子 (しょうじ) と呼ばれ,公事に際して官人が用いた。大中小の3種があり,その形状は,「大さうじは其のてい,上は箕 (み) の子にて長さ三尺ばかり,脚の高さ二尺ばかりなるを,二つさしあはせて据ゑて,上に高麗を唯半帖のやうに打裏を付けて敷きて,其の上に菅円座を敷きたり」 (『雅亮装束抄』) とある。戦国時代には,軍陣や狩場などで休息のために用いられる床几が案出された。4本の脚を互いに打違えに組み,坐部に革または布を張り,折りたたんで携帯に便利なようにした。一名摺畳椅 (すりたたみあぐら) ともいう。
賭博(とばく)の開帳者が勝負のつど客からとる手数料。賭博の開帳者が手数料を徴収することは、平安時代から博徒の発生とともに行われていた。寺銭という名称は江戸時代につくられたもので、その由来については、寺で賭博を開帳したから、寺の建立費にあてたからなどといわれるが、盆の上を白い布で覆うところから、褞袍(どてら)のてらと同じく、布をてらといい、盆茣蓙(ござ)の上の手数料という意味でてら銭といったとする説がうなずける。寺銭は勝ったほうからとるが、賭(か)け金の四分が原則で、ほかに、六の目がそろったときは1割、二つの目がそろったとき、または丁で2、4、6、半で7の目数が出たときだけとるなどいろいろな方法が行われている。寺銭は、その賭博場を縄張りとする親分が開帳したときの名称で、他人の縄張りを借りて開帳したときは「かすり」といい、親分が隠居したのち新しい親分から隠居料として利益の何割かを受け取るのを「
[動ラ五(四)]《「語る」と同語源。もっともらしく、巧みに話しかけるところから》 1 金品をだましとる。「大金を—・られる」 2 地位・名前などを偽る。詐称する。「有名人の名を—・る」 [可能]かたれる [類語]騙す・ごまかす・偽る・たばかる・欺く・誑かす・はぐらかす・化かす・一杯食わす・騙し込む・騙くらかす・担ぐ・陥れる・引っ掛ける・出し抜く・欺瞞・瞞着まんちゃく・一杯食わす・罠に掛ける・ぺてんに掛ける・背負い投げを食う・足をすくう・鼻を明かす・寝首を掻く・裏をかく・裏の裏を行く
「ワーク」(仕事)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語で、会社員などが、休暇などで滞在している観光地や帰省先などで働くこと。仕事と休暇を両立させる働き方として注目されている。 例えば、普段働いている職場を離れて、通信環境が整った観光地などで、休暇を取りながらリモートワーク(遠隔勤務)をする働き方が、ワーケーションにあたる。企業などがリゾート地に拠点を設け、従業員が働きながら休暇を取る形式も含まれる。従業員側にとっては、普段と異なる環境で心身を休めながら仕事ができる、家族や友人らと過ごす時間が増やせる、繁忙期を避けて、安価に移動できるといったメリットがあり、企業側にとっては、従業員が有給休暇を取りやすくなり、有給休暇の取得率向上につながるなどのメリットがある。滞在先の地域からも、域外との交流人口の増加や、滞在の長期化による地元の経済振興につながるとして、期待されている。 もともとは、
きわめて守りの堅い城と堀。転じて、他から侵害されにくい所。 [使用例] 後年浄土真宗の金城湯池といわれるこの種の信者群を擁することになったのは、吉水禅室がそのきっかけとなったようである[丹羽文雄*新版 親鸞|1973] [使用例] その夜は誠照寺へ泊ったが、三万石の城下町でありながら、誠照寺の境内は本堂も庫裏も客殿も、立派に規模がととのってさすがは真宗の金城湯池だ[川口松太郎*新吾十番勝負|1957-59] [使用例] 大坂城には、将軍がいる。幕府の無傷の士卒が数万といる。武器もある。「城は、金城湯池だ。これに拠り、将軍を擁して戦うかぎり、天下の反薩長の諸藩はこぞって立ちあがる」[司馬遼太郎*燃えよ剣|1964] [解説] 金の城と湯の池といえば、城に近い温泉場、小田原か箱根あたりを想像しますが、そうではありません。 このことばは「漢書」に古い例があります。范はん陽ようの地を攻める武将・武
今日のキーワード 栄養生殖 無性生殖というのとほぼ同義であって,有性生殖を行う生物がそれ以外の変則的な方法で生殖することをさす。天然の栄養生殖の例は,むかご (ヤマノイモ,オニユリ) によるもの,枝の先端からの芽出によるもの (...
他人の言いなりになって働くこと。転じて、実力を養いながら、活躍の機会をじっと待つこと。 [使用例] 抜擢しようとすれば、教育界にもその他の社会にもそれだけの実力を抱きながら、空しく雌伏している人材は無数にあります[与謝野晶子*三面一体の生活へ|1918] [由来] 「後漢書―趙ちょう温おん伝」に見えることばから。二世紀、後漢王朝末期の中国でのこと。都の下級官僚だった趙温は、「一人前の男だったら『雄飛(人の上に立って活躍すること)』すべきだ、『雌伏(他人の下に甘んじていること)』なんてしていられるか」と述べて、辞職してしまいました。後に彼は、飢饉の時に私財を投じて庶民を救って名を挙げ、望み通り出世を遂げたということです。
仏教用語。秘密の三業(さんごう)(身(しん)・口(く)・意(い)によって行われる理想的行為)の意。すなわち身密・語密(口密)・意密(心密)の三で、おもに密教でいう。顕教(けんぎょう)では、凡人では推し測れない仏の三業をいうが、密教では、仏の三業は体(たい)・相(そう)・用(ゆう)の三大のなかの用大(真如(しんにょ)の働き)であって、衆生(しゅじょう)の三業もまたその隠された本性においては仏の三業とまったく同じであるとして三密という。 [小野塚幾澄]
17世紀フランスの思想家パスカルのことば。彼は代表作『パンセ』の有名な断章の冒頭で、「人間は自然のなかでもっとも弱い一茎(ひとくき)の葦にすぎない。だが、それは考える葦である」と述べている。広大無辺な宇宙に比べれば、人間は無に等しく、「一茎の葦」のごとく弱く悲惨な存在にすぎないが、それは「考える葦」であり、思考によって「宇宙を包む」ことができる。ここに人間の尊厳があり、偉大さがあるという。このような偉大と悲惨、無限と無という相矛盾しあう二律背反のなかで、揺れ動く人間の存在を、パスカルは「考える葦」ということばで象徴させているのである。なお、この句は聖書の「傷ついた葦」(「イザヤ書」「マタイ伝福音(ふくいん)書」)に由来する。 [香川知晶] 『『パンセ』(前田陽一・由木康訳・中公文庫/田辺保訳・角川文庫/松浪信三郎訳・講談社文庫)』
凡人でも三人集まって相談すれば、思いがけないよい知恵が浮かんでくる。 [使用例] 「けれども、相手が悪いから、わたしの知恵ばかりでは、どうにもなりません」 「お前の知恵でやれないことは、拙者にもやれようはずがない」 「三人寄れば文殊の知恵とありますから、何とか知恵をお貸し下さいまし、ほんとにひとごとではありますまい」[中里介山*大菩薩峠|1913~41] [使用例] 推理小説ぐらい、合作に適したものはないのである。なぜなら、根がパズルであるから、三人よれば文殊の智恵という奴で、一人だと視角が限定されるのを、合作では、それが防げる[坂口安吾*探偵小説とは|1948] [解説] 一人や二人ではなかなかうまくいかない場合でも、三人目の知恵や視点が加わることによって互いに刺激し合い、当初は思いもよらなかった発想が浮かんで、問題の解決につながることがままあります。 「文殊」は、仏教で知恵をつかさどる
財政赤字を穴埋めするため、中央銀行が政府の国債などを直接引き受けること。中央銀行が通貨を発行し、国の財政赤字を直接補填(ほてん)する行為であり、中央銀行が国家財政に資金を供給する(ファイナンスする)という意味の名称である。(国債の)マネタイゼーションともいう。 歴史的には、第一次世界大戦後のドイツや1980年代のブラジル、アルゼンチンなどで行われ、政府の財政規律を失わせると同時に、中央銀行の通貨発行に歯止めがかからなくなり、悪性インフレを引き起こす結果となった。国の通貨や経済政策への信認を大きく損なうことにつながるため、主要先進国は法制度として財政ファイナンスを禁じている。日本でも、「国債の市中消化の原則」に基づき、財政ファイナンスとみなされる日本銀行による国債の直接引受けは、財政法第5条によって、特別の事由がある場合を除き、禁止されている。ただし日本銀行の金融調整の結果として日本銀行が保
ものの音や声などをまねた擬声語(ざあざあ、じょきじょきなど)、あるいは状態などをまねた擬態語(てきぱき、きらきらなど)をさすことば。 [編集部]
啓蒙思想 けいもうしそう philosophy of the enlightenment 英語 philosophie de la lumière フランス語 Philosophie der Aufklärung ドイツ語 啓蒙思想とは、狭義には、主として18世紀にフランス、イギリス、ドイツなどで行われた思想文化運動をさしていう。広義には、そこに現れた特徴がみいだされる運動一般に対しても使われる。「啓蒙」とは民衆の蒙昧(もうまい)さを理性によって啓(ひら)くという意味であり、ヨーロッパにおいても同様な意味内容がないわけではないが、その本質的な性格は批判的精神、懐疑と否定の精神に求められる。したがって蒙昧を啓く、いいかえれば教え導くというよりは、その原因となるものを徹底的に批判し破壊することがそのまま真理の道へ通じるといった考えが、とりわけフランスの思想家に強い。ドルバックに代表される宗教批
今日のキーワード 悪戦苦闘 [名](スル)1 強敵に対して非常に苦しい戦いをすること。2 困難な状況の中で、苦しみながら努力すること。「少ない予算で悪戦苦闘する」[類語]苦戦・苦闘...
支配者が大多数の被支配者の政治的関与を許さずに恣意(しい)的統治を行う政治体制をいう。古代ギリシアの僭主(せんしゅ)政治をはじめ前近代的社会においては一般的にみられた。社会的成熟度が低いために被支配者の団結が弱く、支配者に対抗できないことが専制政治を成立させる条件となった。近代における専制政治は絶対王制であるが、政治権力を宗教的権威から切り離し、国家=国王が世俗社会における主権を獲得したわけで、人民に対する多様な権力が一元化されたことを意味する。人民的基盤をもち、危機的状況の事態収拾のために一時的かつ例外的に特定の個人あるいは集団が集中的に権力を掌握する独裁とは区別される場合が多い。 [大谷博愛]
せい‐れつ【清×冽】 [名・形動]水などが清らかに澄んで冷たいこと。また、そのさま。「清冽な湧水ゆうすい」 [類語]綺麗・冷たい・清い・清らか・清潔・清浄せいじょう・しょうじょう・清澄・清麗・無垢むく・純潔・潔白けっぱく・冷やっこい・冷ややか・冷涼・寒冷・凜冽りんれつ・清冷・冷え冷え・ひんやり・ひやり・身を切るよう・きんきん・冷や・冷や冷や・冷温・清涼
《他人の囲碁をそばで見ていると、対局者よりも冷静に手が読める意から》第三者のほうが、物事の是非得失を当事者以上に判断できるということ。 [補説]「対局者よりも8手先まで見通せる」とする解釈が広く行われているが、目もくは手数を数える語ではなく、地じ(石で囲んで自分のものとした部分)を数える語であるところから、「観戦者は8目分、得をする手を思いつく」の意とする説もある。 傍目八目 おかめはちもく もと囲碁用語。傍目(岡目)はわきから見ること、傍観の意で、八目は囲碁の手数(てかず)をいう。囲碁の対局をわきから見る観戦者は、冷静に局面を判断して、八目先まで見通すことができる。その意から、傍観者の立場にたって判断するほうが、物事の真相や利害得失を、当事者よりかえって的確にとらえることができることのたとえ。 [棚橋正博]
〘名〙 (「せい」は「世」の漢音) この世や人生は悪と苦にみちていて生きていることがつまらないものだと思うこと。世の中をいとうこと。⇔楽天。 ※厭世詩家と女性(1892)〈北村透谷〉「誠信の以て厭世(ヱンセイ)に勝つところなく経験の以て厭世(ヱンセイ)を破るところなき純一なる理想を」 〔荘子‐天地〕
① 二本の綱または鎖を釣り下げ、下端に横木(座席)を取りつけ、人が乗り、前後にふり動かす遊び道具。またそれを動かして遊ぶこと。ぶらここ。ぶらこ。ぶらんど。ぶらりこぶらりこ。ゆさわり。ゆさぶり。びしゃご。半仙の戯れ。しゅうせん。《季・春》 〔和英語林集成(初版)(1867)〕
ストライキ中の工場や事業場で働く労働者。スキャブscab(病菌、疥癬(かいせん)の意)ともいう。労働組合がストライキに入ると、経営者は企業活動を確保するため、種々の手段を用いてその切り崩しを図ろうとする。スト破りは、〔1〕臨時工、下請工など非組合員、〔2〕第二組合員または管理職、〔3〕争議脱落者または組合脱退者、〔4〕職業的暴力団、などの動員もしくは雇入れのいずれか、またはその併用で通例行われる。いずれの形にせよ、スト破り自体は違法とはいえない。しかし、経営者が組合側と団体交渉をなんらもたず、ストライキの切り崩しだけを目的にスト破りによる操業を行うことは、争議権、団結権に対する侵害とみなされるのが一般的な見解である。なお、スト破りを防止するため、労働組合はピケットを張るのが普通であるが、経営者はこれに対し実力でピケットを破ろうとして暴力的な衝突が起こる例がしばしばである。 [吉田健二]
…ある銘柄の相場が上昇し,信用取引の融資残高が減少した場合,これを〈仮需が実需に振り替わった〉という。 逆張り相場が上がっているときに売り,相場が下がっているときに買うことで,相場の流れ,人気に逆らって売買することをいう。一方,反対に相場の流れに従って売買することを〈順張り〉という。…
日本の公務所(役所)または公務員が、その名義(肩書)をもって職務権限に基づき作成する文書。文書の名義が公務所または公務員である点でこれら以外を名義とする私文書とは区別される。また、公務所または公務員の名義で作成された文書であっても、その職務権限内において作成されることを要するから、たとえば公務員の肩書による挨拶(あいさつ)状や辞職願などの私的な文書は公文書に含まれない。刑法上、文書偽造罪は公文書と私文書とに区別され、公文書に対する社会の信用力が大きく、したがってその偽造は大きな被害をもたらすため、公文書偽造は私文書偽造より重く処罰されている(刑法第2編第17章)。なお、「公用文書」という概念があるが、これは公務所の用に供する文書、すなわち公務所が使用・保管する文書であり、公文書、私文書のいずれでもよい(同法258条参照)。 [名和鐵郎]
今日のキーワード 阿蘇山 九州地方中部,熊本県北東部にある典型的な複式火山。活火山で,常時観測火山。最高点は高岳の標高 1592m。阿蘇くじゅう国立公園の中心。過去にはきわめて大規模な噴火活動があり,噴出溶岩は,直径約 200...
ひょう‐ぜん〔ヘウ‐〕【×飄然】 [ト・タル][文][形動タリ] 1 世事を気にせずのんきなさま。飄乎ひょうこ。「飄然とした暮らし」 2 ふらりとやって来たり去ったりするさま。飄乎。「飄然と去る」
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『コトバンク [ 時事問題、ニュースもわかるネット百科事典 ]』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く