音楽業界はなぜ縮小したか? を文系的に考察する。 「生活必需品としての価値の下落」音楽業界が産業として最も大きくなったのは(最も売上が高かったのは)1990年代半ばから後半にかけてとのことで、その当時ぼくは20代の若者だった。その頃のぼくの気分というものを振り返ると、CDを買って聞いていないと、ちょっと人間関係的にヤバいなぁみたいな雰囲気があった。というのも、一つには「つき合いのカラオケ」というのがあった。ぼくは特段カラオケが好きというわけではなかったが、仕事のつき合いでも、あるいはプライベートの合コンな... > このページを見る
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2012年06月23日14時16分
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- ……今、胸に去来する、「雨の日に捨て猫を拾っている不良をみたとき」の気分。
- こんな素直に同意できるような文章を書いてくるなんて、ハックルさんらしくない。
- 90年代の空気を見事に言語化した良記事。音楽を聞く事が「カッコイイ」から「ヲタ臭い」に変わった事が売れなくなった原因か。
- 渋谷HMVにそこまでリーチしやすい環境にあって、なぜどこのショップでも買えるような音源ばかりチェックしてたんだろう?純粋に不思議。
- 音楽をコミュニケーションツールとしてだけ考えるとこういうことになるんだろうな。あと、ビジネス以外の面でいうと今の音楽シーンは昔より断然面白いと思うよ。
- こんな人が多いのかもね。なら日本人アーティストはこれ以上の悲劇はない。完成度の高い仕事をしても、地元じゃ誰も振り向かないんだから。だって受け手は情報だけで分別しててセンスの土壌がねぇんだもん。
- (ハックルさんがハックルしてない…
- もっともらしいんだけど、CDの生産額の推移見るとピークは1998年でその後ほぼ一定の率で減少してるんだよね。iPodの登場(2001年)もYouTubeの登場(2005年)もトレンドを大きく変えた形跡が見えない。/「恋の勝負の刹那」もげろ
- こういう「かつてCDは生活必需品であった」とかヌカす奴ほど音楽が無くても生きていける奴で、そういう層が消費しなくなった、ってだけの話だろ。
- 若かりし頃のハックルさんの自分語り的なのがおもしろいので当分そういう芸風で行けばいいと思います/ハックルさんの音楽業界論とかはちょっとどうでもいいです
- ふつうでとっても納得。そこが意外…
- そういえば毎週カラオケ行っていたなぁ。今は都内勤務になり終電が気になり行けなくなった。都内のカラオケはクソ高いし。
- 何この意外すぎる普通感・・・
- マキシシングルとか720MBのディスクの300MBも入ってないもんね、そうだ、8cmCDを復活させよう!(違)
- 「音楽に最新情報としての価値がなくなった」「CDを買うことは今や格好悪い」「アーティスト自身も含めたビジネスとしての失敗であり、さらに詳しく言えば、イノベーションの失敗」
- 読んだ
- ああ、すごくわかるな。それこそ音楽が趣味って人はミリオン物とか聞いてたわけでなく中古レコードやインディーズ漁ってた感じだし、バカ売れを支えてたのはこういう層だったんだと思う。
- モテたいとかファッションとか関係あるの?いい楽曲が少なくなったからでは?多くががビジネス絡みの出来レースみたいでつまらない。
- 昭和世代の私小説
- 浅い考察。一般大衆の音楽的リテラシの向上とジャンルの細分化とインディーズとメジャーの境界線がなくなったこととか触れてなくないか。
- >音楽はファッションと不可分だ。音楽をする人はもちろん、聞く人だってそのうちの90%はモテたくて聞いている。/なるほど。おまえらがダメにしたんだね。よぅくわかった。
- 一般人にとってはまさにこういうことだよね。
- 今時720メガの情報をこんなに大きな媒体に収めるなんて、ちょっと効率が悪すぎる
- まともだ。「CDを買うことは今や格好悪い」←ぶっ飛んでるけどわからなくもないかも…
- > 結論づけると、それはアーティスト自身も含めたビジネスとしての失敗であり、さらに詳しく言えば、イノベーションの失敗――イノベーションのジレンマに陥ったことが最大の要因と考える。
- 渋谷のHMVで買うのが小室哲也とミスチルとかウケルw
- 確かに700MBにあの大きさはない、と感じる時点で既にFDと同じレガシーメディアだわな。特典目的かお布施目的かで買うケースが多い。振り込めない詐欺解消目的。
- 音楽業界が「文化」を捨て「マーケティング」に走って以降の状況だけを見ると、こういう総括ができるのも納得できますね。もちろん私は「文化」を捨てた時点でアウトだった、という意見の持ち主ですが。
- 個人的には物心ついてからずっと、気になったアーティストを流行関係無く追って来たのでいまいちわからない。ランキング無視して20年前のブートとか実店舗で探すのが趣味だった人間ってそんなに少ないとも思わない。
- 特に目新しくもないし,アーティスト自身は,既にCD以外のビジネスを模索してる。ついてこれないのは音楽出版の方。